二度目の緊急事態宣言前の年末、「渋谷横丁」はナンパスポットと化していた
4月25日、再び4都府県に緊急事態宣言が発令された。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言はこれで三度目だが、昨年末、つまり二度目の緊急事態宣言の発出直前、“コロナ禍の出会い”を調査していた取材班。感染者数が急増するなか、出会いに飢えた男女が群がるスポットでは何が起こっていたのか? 話題の渋谷横丁で調査した結果を振り返る。
’20年8月、渋谷の宮下公園の跡地に、ミヤシタパークとともに開業した「渋谷横丁」が話題となった。
十数店舗が混然一体となったこの横丁、現在はアルコール類の販売はせず、11時から20時のテイクアウト販売のみの営業にとどまっているが、以前はなんと24時間営業。
全長100mも続く換気対策万全なテラス席には、昼夜問わず男女が押し寄せ、激熱ナンパスポットと化していた。
「女性なら、テラス席横の屋外通路を入り口から出口まで歩くだけでも5組以上に声をかけられます」
こう語るのは、プライベートでも渋谷横丁を多用する週刊SPA!女性ライターのB(28歳)。二度目の緊急事態宣言が発出される直前、賑わう年末に新たな出会いを求めて潜入した。
「入店前に声をかけてきたのは、20代後半の“商社系”と称する男性3人。ひとまずテラス席で一緒に飲み、オゴってくれたのでありがたかったです。ただ、『終電ある?』などと女性の帰宅時間を気にしてばかり。“即ホテル”に持ち込みたい雰囲気と焦りが出すぎていましたね」
若者の余裕のなさにげんなりしたBと友人は、再び通路をうろつくことに。
「次に話したのは、韓国アイドルのようなスタイルの20代前半の男のコ2人組でした。
実は私たちが別の男性にナンパされていたところに“横入り”で声をかけてきたんですが、あまりにかわいかったので、先の男性陣を置き去りにしてついていってしまいました」
冴えないナンパならば横入りもOKなのが渋谷流か。そんな興奮もつかの間、韓国風男子から寝首をかかれた。
「『道玄坂上に俺らがよく飲むところがあるから行こ~』と言われたのですが、到着したのは彼らのマンション。
さらに『俺ら、年上の女の人にお世話してもらっててさ』と、暗にママ活をにおわされました。さすがにお金の関係は気が引けて、何事もなく坂を下りました。
ママ活に誘われかけたショックと、ヒールで道玄坂を上り下りするダブルパンチで地獄を見ましたよ」
激熱ナンパスポットと化した「渋谷横丁」
韓国風男子に声をかけられ舞い上がるも…
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