更新日:2021年12月13日 08:09
ライフ

キレた老人が酒と料理を壁ドン…キャバ嬢がドン引きした“モンスター客”

臭すぎる一見客

 最後に話を聞いたのは、大阪のラウンジに勤務するミカさん(仮名・28歳)。 「年末に来た3人組の客なのですが、店に来るまでにかなり飲んでいたようなんです。普段は新規客はお断りなのですが、他に客がいなく入店させてしまったのが大きな間違いでしたね。みんな、お酒が入り話が盛り上がっていると突然、変なニオイがしたんです。何か臭くない?、と女の子がザワザワしていると、1人の客が『ごめん、オナラしちゃった(笑)』と言い出したんです。やだ~なんて言いながら、何気なく客の股部分を見てみると茶色いシミが……。  すると、客が『ごめん、実も出ちゃったみたい』と言い出したものだから、女の子は『キャー!!』と大パニック! でも、当の本人は相当酔っているのか気にもしないで飲み続けているんですよ。1人の女の子なんか、フェイスシールドを付けていたのにさらにマスクを付けて臭いをガード。さすがに我慢できなくなったのか、『時短だから、そろそろ帰ってくれない?』と、ママが無理矢理追い出しました。帰したあと、ママはその客が座っていたソファーをアルコールスプレーで拭きまくっていました……」  よく、年末年始にかけて夜の店ではヤバイ客が増殖するというが、夜の街はコロナ禍でも安定していた様子だ。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
1
2
おすすめ記事