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Ado『うっせぇわ』にキャバ嬢たちが共感… 客に「うっせぇわ」と感じる瞬間

『俺は他の客と同じってこと?』勘違い客

キャバクラ 続いて、キャバクラによくいる「勘違い系クソ客」を語ってくれたのは大阪のキャバクラに勤務するサリカさん(仮名・24歳)。 「うっせぇな!と言いたくなるのは『~してくれたら次、指名してあげる!』という客ですね。ハァ? なんでお前にそんな条件出されないといけないのかと。でも、一応仕事なので『何すれば来てくれるんですか~?』と返すじゃないですか。そしたら『じゃあ、1日デートしてよ。温泉はどう?』と返ってきてマジで無理。 『旅行は、たくさんお金を遣ってくれるお客さんとも行ったことないからムリかなぁ~』と返すと『俺は他の客と同じってこと?』と……。なので、『店に全然来ていないのでお客様以下ですね! ごめんなさい~』と返信して即ブロック。クソ客は相手にするだけ時間のムダですね」

客に「うっせぇわ」と言ってしまったキャバ嬢も

 キャバ嬢のクソ客に対しての愚痴は止まらない。最後は「うっせぇわ」と実際に客に言ってしまったという大阪のキャバクラに勤務するマリカさん(仮名・21歳)。 「よくいるじゃないですか。水商売=低学歴と決めつけて説教してくる客。こっちも面倒臭いので軽く受け流していると『女は学歴がなくてもそうやってヘラヘラしていれば金がもらえるからラクだよな』と言われて超失礼。自分の客だったら切れば済む話なのですが、その客はそんなに偉そうなこと言ってくるくせに万年フリーなんですよ。  つい先日も『コロナで水商売はあれだけ騒がれてるのにまだ働いているの?』と言われたので、イラッとして『自分もキャバクラに飲みに来てるくせに、うっせぇーんだよ!』とつい言っちゃったんです。当然、客は激怒してボーイを呼びつけられて即チェンジ。黒服にも注意されたけど私としてはかなりスッキリ。その日以来、そいつの席につけられることもなくなったのでラッキーでしたね(笑)」  なお、最近のマリカさんはクソ客につく度にAdoの曲が脳内でリフレインするという。特に面倒な客が多いともいわれる水商売業界で『うっせぇわ』の歌詞はキャバ嬢達の気持ちを代弁してくれる1曲なのかもしれない。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在は夜の街を取材する傍ら、キャバ嬢たちの恋愛模様を調査する。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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