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夕食難民に「甘えるな」と“自炊警察”。人には自炊できない事情がある

田舎ではスーパーの閉店時間が早い

日の丸弁当「夕食難民」が自炊できない理由は他にも。実際、物理的にできないことである。  たとえば、スーパーの営業時間による問題だ。都心には24時間営業しているスーパーは多数存在するが、田舎の場合はそうもいかない。  愛知県の田舎に住んでいる筆者の町では、飲食店と共にどこのスーパーも20時には営業が終了してしまう。薬局は21時まで営業している店もあるが、閉店間際に買い物へ行っても肉や野菜が売り切れているなんてこともザラにある。  つまり田舎の場合、残業をして仕事から帰ってくる頃にはコンビニくらいしか選択肢がないのだ……。

「自分がいちばん正しい」という思い込み

 本来ならばコロナ禍において人々は助け合っていくべきなのだが、ピンチの時こそ本性が露わになる。「◯◯警察」と呼ばれる人たちは、自分がいちばん正しいと思い込み、その正義感や価値観を他人に押し付けようとする。  正義感を持つことは決して悪いことではないが、自分と他人の境界線を超えてしまうと問題が生じてしまう。  外食する際には十分な配慮が必要だが、外食すること自体は犯罪ではないのだ。とはいえ、ウィズコロナの時代。自粛疲れもあるかもしれないが、今後新たな「◯◯警察」も現れてくるに違いない……。<取材・文/桃沢もちこ>
'93年生まれのフリーライター。社会問題からトレンド、体験取材まで幅広く書きます。アイドルオタクに詳しい。Twitter:@mochico1407
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