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『ウルトラセブン』のモロボシ・ダン、森次晃嗣の経営するカフェがコロナで大打撃

4月1日より「改正高年齢者雇用安定法」が施行され、より高齢者が労働に駆り出される時代が到来した。現在、実際に働く高齢労働者たちは何を感じ、現役世代は何を準備すればいいのか? 70代にしてバリバリ現役で働き続ける俳優の森次晃嗣氏を取材。そのモチベーションの秘密とは?

死ぬまでモロボシ・ダン。求められる限りは現役で

老後も働く

俳優の森次晃嗣氏

 78歳ながら現役バリバリで働く俳優の森次晃嗣氏。世代を超えて愛される『ウルトラセブン』で主役モロボシ・ダンを演じた人物だ。俳優業の傍ら、オーナーを務める神奈川県藤沢市のカフェ・ジョリーシャポーで店頭に立つほか、ファンミーティングも開催している。 「最近はコロナの影響で舞台の仕事はないし、対面のイベントも開けない。以前はファンが中国やブラジルからも訪ねてくれたりもして、昔から毎月ファンミーティングを続けてきたけど、去年7月からはネット配信に切り替え。機械は苦手だから娘の力を借りてね。ただネット配信だとお客さんの反応がわからなくてやりづらい。早く店に集まれる日が来てほしいね」

「病気になったらって不安もある」

 元気に働き続けるなかでも、不安はないわけではない。 「今は元気だけど病気になったらって不安もある。出演した時代劇が再放送されると『レギュラー出演者で生きてるの、森次さんだけだね』なんて言われることも増えたしね(笑)。同世代で有名だった俳優でも、今は何をしてるかわからない人もいるから、50年たっても愛される当たり役があって、イベントの仕事があるのはありがたいですよ」
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現役で働き続けるモチベーションはどこに?
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