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「共産党の支持がなければ……」名古屋市長選で漏れる恨み節

共産党の支持がなければ……

 ある名古屋市議は今回の選挙をこう分析する。 「共産党が横井支持を表明したことで、自民と公明支持層の半分近くが河村氏に流れたと見られてます。自民支持層だけでなく、立民支持層にもいるアンチ共産党の支持者が河村氏にながれたのは大きかった。もしも共産党が公に横井支持を表明せず、自主的な支持程度だったら選挙はもっとカオスになったと思いますよ。  ある自民党議員は『共産党の支持がなきゃよかったのになぁ……』なんて愚痴をこぼしてたくらいです」  普段は難敵である共産党の支援が支持層からの離反を促すことになるとは……。なんとも皮肉な結果である。

物言う市長、河村たかしの人気

 図らずも共産党の支援が河村氏の追い風となってしまうとは、なんとも皮肉な結果である。だが、共産党の支持表明だけが河村氏の追い風になったわけではないというのが、前出の記者だ。 「昨年の春に発出された緊急事態宣言の際、名古屋市は登園自粛を呼びかけつつも、河村氏は『働くおかあちゃんに休めというのはあまりに残酷』と言って、保育園の通園を申告制にして開園させたのです。こうしたわかりやすい施策に対して市民からの評価は高く、“物言う市長”というイメージが定着したんでしょう。横井氏は大船団とも言える応援団をバックに出馬しましたが、これまでの河村氏の実績と人気を読み間違えたとも言えるんじゃないでしょうか。それほどまでに河村氏の人気はすごかったということ」  とは言え、5期目を迎えることとなった河村氏だが前途は多難だ。大村知事との関係に加え、市議会では支持母体の減税日本は野党であるため、捻れ市議会を運営するためには最大会派の自民党との折衝も大きな壁となる。5期目を迎える河村市政には、全国から大きな注目が集まりそうである。 〈取材・文/SPA!編集部〉
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