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コロナで月収10万円ダウンした40代バイト、給付金40万円もすぐ消えた/コロナ禍の日本

家族4人が集うリビング、狭いほど幸福度も高い!?

[貯金0円家族]の危機 ’19年から開始となった保育無償化のおかげで保育料は無料。子供にかかる費用は毎月2万円とかなり抑えているが、9万円の家賃が重くのしかかる。 「6月末に給付金が入ってテンションが上がりましたが、思いのほかすぐになくなりました。家族4人で40万円給付され、30万円は滞納していた家賃や光熱費、携帯代に消え、残りは生活費に。2階の寝室にはエアコンがなく、今は1階の5畳ほどのリビングに布団を敷いて家族4人で寝ているので、余裕があればエアコンが欲しかったのですが……」
[貯金0円家族]の危機

結婚記念日のイラストは玄関に飾っている。節約料理の代表格、豆苗を育成中

最低限でいいから自由な生活を

 自粛期間中や週1~2日の休日は、家族で近所の公園で過ごしていたという。 「上の子はミニカーが好きで、地形が変わるんじゃないか?と思うくらい走らせていました。将来は自然に囲まれた郊外に住み、妻はオールドカーでコーヒーの移動販売、僕はコンビニでアルバイトをして、最低限でいいから何にも縛られない自由な生活を手に入れたいです。お金を稼いで広い家に住むことが成功だという人も多いけど、貧乏のほうが物理的にも子供との距離は近い。そこは大切にしています」  だが、縛られない生活にもお金は必要。将来のビジョンに近づくため、貯金をできる日が来るのか。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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