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Twitterの投稿漫画が大人気『でんぢゃらすじーさん』作者に聞いた毎日続けるコツ

毎日漫画を投稿するのは“筋トレ”みたいなもの

共感を誘うエピソード

共感を誘うエピソード。画像は曽山さんのTwitter(@soyamanga)より

 毎日欠かさず投稿するのに何か理由はあるのだろうか。 「筋トレみたいなものです。継続に勝る力無し! と思っているので、ヘタクソでもつまんなくてもいいんです。とにかく描き続ける! そして発表する! 完成度は二の次です。  とにかく僕が『めんどくさい! もう描きたくない!』って思わないようにするのが重要なので、手を抜けるところは抜いて、とにかくラクに描くことを心がけてます。  過去に似たようなポーズのコマがあったらコピーしまくってますし、背景なんてほとんど描きません。描いても地平線の1本で十分です。フリー素材もガンガン使います。読んでくれている人からお金をもらってるわけではないので、手を抜いても罪悪感とかは全然ないです。すいません……」

「一生のうちでどれだけ多くの人に読んでもらえるか」

仕事中にハッとする面白おかしなシーン

仕事中にハッとする面白おかしなシーン。画像は曽山さんのTwitter(@soyamanga)より

 最後に、今後の展望について伺った。 「Twitterの漫画については、いつか一冊にまとめて書籍化できたら嬉しいです。でも大事なのは僕自身が楽しく描くこと。そして、変な話ですが、自分の漫画を一生のうちでどれだけ多くの人に読んでもらえるかが僕のなかで勝負になっているので、その勝負の場として今後もSNSを利用させてもらおうと思っています。  ……こんなこと言っといて、ある日急に『飽きたからやーめた!』とか言い出すかもしれません。その時はごめんなさい。でも、やめるまではやめません! 描ける間は描きます! 頑張れるうちは頑張ります!」 ——気負わず、マイペースながらも毎日欠かさずTwitterに投稿する漫画を描き続ける曽山さん。クリエイターにかぎらず、一般企業でもSNSの活用が求められている昨今。その姿勢には、見習うべき部分が多いのではないだろうか。<取材・文/福永全体(A4studio)>
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