お金

クレカ決済するだけで「仮想通貨が貯まってしまう方法」。知ってる人だけ得をする“スマホアプリ”を実践してみた

『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』の作者であるハッシー橋本が、漫画で稼いだカネで“怪しい投資”に挑む実録マンガ。一般の人が手を出しにくい投資を攻略して“億り人”になることはできるのか——。 仮想通貨 ハッシー橋本 仮想通貨 ハッシー橋本

百八十五話 財布

 世の中は今、トランプ関税の話題で大騒ぎだ。  やってくれたよのぉ、トランプさんよぉ……。  世界中の株式市場が大暴落。経済ニュースでは「トランプショック」なんて言葉が踊ってて、もう久しぶりに聞いた感じがする“ショック”系のネーミングに時代の波を感じたよ。  仮想通貨もご多分に漏れず、しっかりダウン中……。とはいえ、株式ほどド派手には落ちてない。なんなら、ちょっと耐えてる感じもする。  これってまさか、ビットコインが“正当な資産”として市場に受け入れられつつある証なんじゃ……? なんて、都合のいい希望的観測を抱いてしまった。  でもな、よく考えたらさ。トランプのひと言で吹っ飛ぶ株式市場を見てると「仮想通貨とあんま変わらなくね?」って思うわけよ。どっちも結局、人間の感情と発言で動く相場。だったら、俺は好きな方で戦うよ。

相場が冷え切っているなか始めたNFTゲーム

 で、そんな暗い経済ニュースが飛び交う中、俺はというと——。 「どうせ世の中は俺の手に負えないし、自分でできることで稼ぐしかねぇな」と思い立ち、NFTゲーム界をふらふらと徘徊していた。  そこで出会ったのが「SyFu」というアプリ(というかゲーム?)。  いや、正確に言うと2ヶ月前にはすでに知ってたけど、やってなかった。漫画にも描いたけど、NFTが買えなくて……いじけてたのよね。 「やりたかったけど、買えなかったから、もういいや」って、斜に構えて遠巻きに眺めてただけ。  それに、NFTゲーム界では“初期からやってないと稼げない”っていう不文律みたいなのがあって、今さら参入しても……って空気があるじゃん?  その「もう遅いんじゃないか」っていう気まずさが、なんとなく腰を重くしてたんだよね。

いじけていたって1円も稼げない

 でも、最近ふと我に返った。 「何いじけてんだ、俺……」  別に今始めたっていいじゃん。誰がいつ始めたかなんて、最終的に“稼いだやつが正義”なんだから!  ということで、ちょっとしたこだわりを捨てて、思い切ってSyFuを始めてみた。  このアプリ面白いんだよ。クレジットカードで普段通りに買い物すると、トークンが貯まるって仕組み。さらに、ゲーム内通貨で“招き猫NFT”を育てるという謎に縁起の良さそうなゲーム要素もある。  しかも今は、まだ正式ローンチ前。ということは、今始めれば「初期勢」ってことでいいんじゃね? という雑な理論で、恥ずかしげもなく参入してみた。  いや、だって実際、正式スタート前だもん。ここは強気でいいはず!  今はコツコツと買い物しながらポイント貯めて、猫を育てている段階。それだけのことなんだけど、なんか日々にちょっとした楽しみが生まれてるのが不思議だよなー。  というわけで、トランプのひと言で右往左往する世界の片隅で、俺は黙々と招き猫を育ててる。いつかこの猫が、本当に俺に富を招いてくれることを祈りつつ……。  たくさん稼げたら、また報告しますっ!! 漫画・文/ハッシー橋本
愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 Twitter @hashimotosan84

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