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男の更年期障害、自粛生活で深刻化。男性ホルモンの減少が“万病のもと”

男性ホルモンの補給で一発逆転の可能性も!?

更年期 思い当たる節がある方は、チェックシートで自己診断を。点数によって症状の状態が判断できるが、市岡氏は「一つでも生活に支障をきたすレベルで悪化しているなら、それだけで注意信号です」と断言する。  まさか自分が……と感じるかもしれないが、男性更年期障害かどうかは検査ですぐにわかるという。 「数千円の簡単な血液検査で判断できます。男性ホルモンの数値が基準値よりも低ければ、すぐに治療に取りかかれますし、違うならうつ病の可能性を疑うこともできる。気後れせずに調べてみてほしいですね」(市岡氏)

「もう枯れた」と諦めている人こそチャンス

更年期 また、精神科医の和田秀樹氏は男性ホルモンを意識して補うメリットを教えてくれた。 「若いときは男性ホルモンが旺盛な人でも、年齢とともに下がってきます。これは老化現象でもありますが、運動や食生活で改善することや、ホルモン注射で男性ホルモンを意識して補ってあげることはできる。  40代までは勝てなかった相手にも、40代以降は男性ホルモンの力で一発逆転できる可能性も十分にあると思いますよ」  年だから仕方がない、もう枯れたんだと諦めている人こそチャンスかもしれない。
更年期

平澤精一氏

【メンズヘルス専門家・平澤精一氏】 東新宿のマイシティクリニック院長。早期から男性更年期障害の治療に取り組んできた。保険診療による治療から予防医学まで、常に患者本位の医療を心がけている
更年期

市岡健太郎氏

【泌尿器科医・市岡健太郎氏】 ’11年、京都市内にいちおか泌尿器科クリニックを開院。男性更年期障害が発症した経験を生かして、クリニックならではの親近感をモットーに、日々の診療にあたっている
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和田秀樹氏

【精神科医・和田秀樹氏】 現在は、アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリングに特化した和田秀樹こころと体のクリニックの院長を務める。専門は老年精神医学、精神分析学、集団精神療法学 <取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/林 紘輝 モデル/小林亮介(古賀プロダクション)> ※週刊SPA!6月22日発売号の特集「それ、更年期かも?」より
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週刊SPA!6/29号(6/22発売)

表紙の人/ 比嘉愛未

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