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横浜DeNAベイスターズ「左打ち外野手だらけ」問題。高田GM時代の負の遺産か

明らかに編成には問題アリなのに横浜DeNAのGM就任

 そんな明らかに編成に向いてないとしか数字上では見て取れない高田繁氏が1年しか経たぬうちに横浜DeNAのGMに就任したのは、筆者にとって驚き以外何者でもなかった。  今では強くなった横浜DeNAの功労者の1人として挙げられることも多い高田GMだが、筆者から言わせれば、それまでの横浜が酷すぎたため相対的によく見えただけであり、編成のハンデを背負いながら中畑監督や経営陣、選手の努力で成長したようにしか見えない。  それは結局、横浜DeNAのGMとしてもやはり外野手を「左打ちだらけ」にしたがっていたからである。支配下契約していた外野手の人数を左右打ち別に分けるとこのようになっている(人数はシーズン終了時)。 2012年 右打ち6人 左打ち5人 両打ち1人 2013年 右打ち7人 左打ち6人 両打ち1人 2014年 右打ち4人 左打ち6人 両打ち1人 2015年 右打ち4人 左打ち7人 2016年 右打ち4人 左打ち7人 2017年 右打ち4人 左打ち7人 2018年 右打ち4人 左打ち7人  一目瞭然で右打ち選手が減少していることがわかるだろう。ヤクルト時代ほどではないにせよ、極端だったことに変わりはない。  ちなみに高田GM最終年である2018年に在籍していた外野手の右打者は当時7年目の桑原将志、6年目の白根尚貴、3年目の青柳昴樹、2年目の細川成也だ。今でも在籍しているのは桑原と細川だけである。  つまり、高田GMが退任してから、結局時間を要して外野手のバランスを整えていかねばならぬ状況なのである。

2021年は右打ち4人と左打ち6人

 今年に関しては主力として右打者のオースティンがいるが、右打者で安定した1軍戦力と評価できるのはほかに桑原。そして細川は成長が期待されている大砲候補のため、残っている右打者の実力は高いが、数が不足しており誰かが不調や怪我になるたびに右打者で埋めるのは難しい状況だ。  年齢でみると空白期間の色がはっきり浮き上がる。右打ちの4人のうち、オースティン(30歳)と桑原将志(28歳)が年長順で1位、2位。細川成也(23歳)と蝦名達夫(24歳)が年少順で1位、2位となっており、中間には左打者がずらっと並んでいる。この左打者がずらっと並んでしまったバランスの悪さこそ、高田GMの影響なのである。  しかし、今年の横浜DeNAは打線が頑張っている。このバランスの悪さを首脳陣や選手が一生懸命打開して奮起しているのが横浜DeNAの現在なのである。  ただ、長期的に考えれば、未来の横浜外野陣にとって細川成也と蝦名達夫の2人が大きなカギを握っており、彼らの成長が5年、10年先が明るいのかどうかを決めるといってもいいだろう。 文/佐藤永記
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright
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