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<プロ野球>オープン戦は最優秀防御率投手に注目。過去10年のデータを比較検証する

オープン戦は首位打者より最優秀防御率に注目すべき理由

 

写真はイメージ

 アピールの場でもあり、調整の場でもあるプロ野球のオープン戦。この時期話題になるのは「オープン戦で活躍した選手がシーズンでも活躍できるか?」というもの。オープン戦首位打者やホームラン王が本シーズンでどうだったかというのは毎年ニュースになっているので、ひねくれている筆者は敢えて投手のオープン戦最優秀防御率投手が活躍したかどうかを調べてみた。

オープン戦で投手成績が話題になりにくい理由

 そもそも、なぜオープン戦の打者成績は話題になるのに投手成績が話題になりにくいのか。それは規定投球回数を達成する投手が少ないからだ。ただでさえシーズン中でも中6日ローテが基本で、分業制が確立した現代プロ野球ではシーズン成績でも規定投球回数に達する投手が減っているのに、いろいろな投手を試す場でもあるオープン戦では、毎年10名強の投手しか規定投球回数に達しないのである。  逆にいえば、オープン戦で規定投球回数に達する投手には特殊な事情があることが多い。その年にローテ入りを期待されている若手先発候補や、復活を期すベテラン先発、新外国人の先発候補といった「今年先発適性を試さねばいけない投手」が多くイニングを重ねがちなのがオープン戦だ。そのため、オープン戦最優秀防御率を達成した名前を見ると、そういった面々が立ち並ぶ。早速、オープン戦最優秀防御率投手と、その年のシーズン成績を2011年から見てみよう。
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過去10年の成績を比較
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