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中央線の終点駅・高尾の実際の住み心地。都心ワンルームと同家賃で一戸建てに

 みなさんは高尾という街にどんなイメージがあるだろうか。東京都心から多摩地区を結ぶ中央線・京王線の終点駅で、酔っ払ったサラリーマンが終電で寝過ごして漠然とする街……、なんてよくいわれている。都心からの距離だけをみると、そういった認識でみられるのもわからなくはない。ただ、その終点駅である高尾に住んでみると、これがメチャクチャ快適なのだ。そこで今回は、筆者が実際に高尾に住んでみてわかった魅力についてご紹介しよう。

寝過ごしの心配も座れない心配もない高尾の魅力

高尾山口駅

写真はイメージ

 まずは通勤面である。高尾駅は東京都内から多摩地区を結ぶJR中央線の終点駅であるため、ほとんどの中央線電車は高尾駅発である。つまり、都内に出る際は絶対に座って行くことができるのだ。距離はあるが、中央線の特別快速に乗れば45分程度で新宿に、1時間程度で東京駅に出ることができる。一部朝の時間帯は中央本線の大月始発もあるが、高尾の時点では空席があるので、座るという点では問題ない。  だから朝電車に乗ったら再度仮眠を取ってもいいし、本や新聞、スマホなどを見ながらゆっくり通勤することが出来るのだ。これが普通の途中駅からとなると座席が空いていることはほとんどない。京王線利用だったとしても同様、始発となる高尾山口駅から1駅のため、通勤時間帯でも空席だらけの列車に乗ることができる。  これは他の都心に出るための始発駅も同様のことが言える。新宿駅から考えて、JR埼京線で1時間の川越駅、小田急線小田原線で1時間半の小田原駅も、確実に座って都心に行くことができる。「座れるなら長時間移動が苦痛ではない」という人には、終点駅近辺に住むことを絶対にオススメしたい。

駅徒歩圏内に大型商業施設あり!

イーアス高尾

2017年にオープンした高尾駅徒歩4分のところにある「イーアス高尾」。衣食住の品揃えが豊富な大型商業施設が駅徒歩圏内にあるのも高尾の魅力である

 また、2017年にはiias(イーアス)高尾という大型ショッピングセンターがオープンしたことで、日常で必要なものはなんでも揃うというのも高尾の強みだ。高尾駅南口から歩いて4分程度の徒歩で行ける距離にあるため、車を持っていない人でも行ける都内のショッピングモールだと考えれば「最強」なのがわかってもらえるだろう。入っているテナントも豊富で、大抵のものはここで揃ってしまう。イーアス高尾内にもスーパーはあるが、日用品ならば他にもホームセンターのスーパーバリューやダイエー、京王ストアなど徒歩圏にひしめいており、買い物に困ることが一切ない。筆者は免許も車ももっていないので、自転車でココをめぐるだけで必要なものが全部揃う。  また大型家電が必要なときは、電車で2駅の八王子駅に行けば、ビックカメラやヨドバシカメラがあるので全く困らない。京王線で八王子に行くまでの途中にあるめじろ台には、街道沿いにリサイクルショップや大型店が並ぶため、本当に23区内まで出ないと買えないものはほとんどないのだ。
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一人暮らしでも家族でも快適!
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公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright

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