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男の自作ラーメン道。スーパーで買える食材だけで“至高の一杯”を作ってみた

ラーメンのタレはしょっぱめに仕上げる

 最後の仕上げはタレと魚介だしです。タレは2口コンロがあれば、スープを作りながら並行して作るといいでしょう。 4・タレ作り ・タレの材料を全部入れて強火で加熱。アクが出るのですくう ・アクがでなくなったら弱火にして15〜20分 ・冷めたら煮干しを取り出して漉したら完成 5・魚介だし ・水出しした煮干しが入った鍋を強火にかける ・沸騰したらアクを取り、中火にして10分 ・煮干しなどを取り出したら完成 ・完成した魚介だしをラーメンスープに入れたらスープの完成  タレはかなりしょっぱめに作ったほうがいいでしょう。タレが薄いと味がぼやけます。コショウや鷹の爪など入れると、キレのあるタレに仕上がります。お試しあれ。  魚介だしは割烹のダシとちがい、煮干しの頭と内臓は取らずに煮込んだほうが動物系スープに負けない味になります。最近は煮干しや鰹節の粉が売っているので、ダシを取るのが難しいならスープを丼に盛る際にスプーン一杯入れるという裏技もあります。

市販の麺のコシを強くするコツ

自作ラーメン

ギュギュッと揉み込めば、腰の強い麺になる

 麺は市販のものを使うのですが、常温に戻した状態で茹でる前にもむとコシが出てさらにおいしくなるのでやってみてほしい。業務用の麺と違い、市販の麺は伸びやすいので、個人的には表記の茹で時間より15秒短く茹でるといいんじゃないかなぁと思います。  好みの具材があれば盛り付け、チャーシューを乗せて完成。鶏の香りと煮干しの香りが合わさって、食欲をそそります。鶏脂がスープにコクと香りを与えてくれるので、食べ応えも十分。チャーシューも柔らかくてこれもまた旨し。何よりも自分で“育て上げた”という達成感が旨さを倍増させてくれます。  いかがでしょうか? ラーメンのスープ作りはアクを取ってひたすら煮るだけ。スープとチャーシューが一気に出来上がるので、昼過ぎから初めて夕方には美味しいラーメンができるはずです。残ったスープは冷凍しておけばOKなので、作り置きしておくことも可能で、他の料理にも使うことができます。 文/谷川一球
愛知県出身。スポーツからグルメ、医療、ギャンブルまで幅広い分野の記事を執筆する40代半ばのフリーライター。
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