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「何の連絡もない」異物混入ワクチンを接種された女性が告白する不安と恐怖

ニュースで異物接種のロット番号を知る

異物混入ワクチン

山本さん(仮名)が接種したモデルナ製ワクチンのロット番号

 そして、1週間後の8月26日。ニュースを見た山本さんは、異物混入で使用中止となったワクチンのロット番号が自身が接種したものと一致していることを知る。 「番号に該当していると分かったときは『まさか自分が当たるとは……』と思いました。同じく該当している人達が『異物混入ワクチンビンゴw』『宝くじ買おうかな』とかSNSでつぶやいていましたが、まさに同じような気持ち、笑うしかなかったですね。  現在は特に体調不良はありませんが、ワクチン接種から1週間後くらいに少し腕の痒みがありました。私は元々金属アレルギー持ちでシルバーやステンレス製のアクセサリーを付けると痒くなることがあるんです。あの症状が異物混入が原因なのか、接種後に腕の痒みや赤みを伴う『モデルナアーム』の症状なのかは分かりませんが……」

1週間後に2回目の接種を控えるが……

 山本さんの不安は他にも。それは、2回目の接種を1週間後に控えているということだ。 「このまま2回目を接種してもいいのかという不安はあります。でも、接種する以外に手立てがないですし……。何より不満なのは厚生省や医療機関から何の連絡も来ないこと。ロット番号もニュースを見て知ったし、いくら人体に影響ないと言われても亡くなった方もいると報道されているし……。  該当するすべての人の体調不良を公表しているわけではないので、自分でSNSで調べる以外は情報がまるで入って来ないんです。ワクチン陰謀論は信じていないのですが、今では何か隠蔽しているのではないかと疑心暗鬼になってしまいそう。とにかく健康被害が出ないことを祈るばかりです」  ネットを見ると、同ロット番号に該当する人達が「怖い」「どうすればいいですか」といった不安の声を漏らしている。厚生労働省は因果関係の有無に関する調査をするべきだが、それよりもまず、接種された人に連絡して事情の説明などをするべきではないだろうか。 取材・文/日刊SPA!編集部
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