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「スーパーソニック2021」30代フェスおじさん記者が抱いた“1/3の複雑な感情”

◆運営の意地が感じられた徹底した感染対策

SUPERSONIC 2021

当初2日間で2万人と見込んでいた観客数を大きく下回ったとのこと

 正直、何かが足りないフェスではあったものの、先月炎上した「NAMIMONOGATARI」のようにはなるまいという運営側の意地のようなものを終始感じた。  徹底した感染対策のもと行われたサマソニは、決められた範囲内での盛り上がりだけが許容された、まるで公立中学校の文化祭のよう。  それでも文化祭は楽しい。撮影禁止のため、「NAMIMONOGATARI」のように会場の写真があまり拡散しなかったことも大きな批判が起きなかった要因なのかもしれない。  今回の「サマソニモデル」が成功したと判断された場合、今後、我が国の音楽フェスは撮影禁止、アプリDL必須、入場規制必須で進められる可能性が大いに考えられる。 <取材・文・撮影/柚木ヒトシ>
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