恋愛・結婚

「ワクチン打った?」婚活中の男女は相手の“コロナ観”をどう見極めるのか

無頓着になりすぎず、神経質にもなりすぎない

 前出の安田さん同様、田中さんも「コロナ観はその人の一部に過ぎないので、そんなに影響はない」と言いながら、“極端”な考え方の人とは結婚したくないという。 「最低限のこと、たとえば手洗いやマスクはしているかとか、大人数の会食は控えているかなどは気になります。逆に、必要以上に神経質になっていないかも見ていますね。ほとんど家から出ないレベルで外出を控えすぎるとか、婚活なのにほとんど会ってくれず、リスクが少ない場所を提案しても外に出てこないとか。あとは自粛警察みたいなことをしてくるとか……そういう方は、私とは合わないと思います」  お話を聞いた2人とも、コロナ禍ゆえに気になるポイントが少し足されてはいるものの、基本的には「平時の婚活と変わらず、価値観が近いこと」を重視している。あまりにも価値観が大きく異なる場合には関係継続を断念する、というポイントは同じであった。  夫婦でも家族でも、そして恋人同士であってもやはり重要なのは「価値観を相手に押し付けない」こと。そして、コロナに対しても「無頓着になりすぎず」尚且つ「神経質にもなりすぎない」バランス感覚が求められているのかもしれない。 <取材・文/松本果歩>
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA
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