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中華製の格安スマホが「マニア向け」の域を抜け出せない理由とは

盛況のアップルコーナーの陰で…

 iPhoneやiPadなどの新製品が9月24日に発売され、家電量販店や買取専門店はにわかに活気づいています。ヨドバシカメラ秋葉原店には、実機の展示が多数取り揃えられているという事もあり、実機に触れるための列が出来るほど。購入希望者や興味本位と言った人まで集まっており、アップル製品販売エリアは大盛況です。
家電量販店 アップル

アップル製品の実機展示コーナーは大人気

 一方格安スマホの代名詞とも言えるのが中華スマホ。  xiaomiやOPPO、OnePlusなどもとにかく使えれば何でも良いと言う人からガジェットマニアまで幅広い層の支持を得ており、機種によっては展示機はあるものの在庫がなく、購入出来ないといった事も起きています。  日本のシェアはiPhoneが大きく占めており、Android端末はちょっと…。と言う人も多いかもしれません。とはいえ、日本国内ではGalaxyやXperia、AQUOSなどのハイエンドAndroid端末はiPhoneに押されているものの、一部の層には人気を集めているのもまた事実です。

海外への個人データ流出

中華スマホ

中華スマホも格安スマホとして一定数の人気を集めている

 さてそんなAndroid端末ですが、中華製のアンドロイド端末は一部で問題も起きておりxiaomiが言語を検出し、検閲しているとしてリトアニア共和国の国防省が自国民に中華スマホを購入しないように呼びかける程の問題も起きてきています。  ガジェットオタクの間では、かなり前から中華製スマホの情報送信は当たり前のように認知されており、特にxiaomiの端末は利用データ等をユーザーに内緒で海外に送信している事は周知のこととされてきました。  これだけ見るとxiaomi端末には手を出さないほうが賢明に思えるでしょうが、実は有志により謎通信等を阻止するソフトウェアが既に公開されておりxiaomiスマホ愛好家の間では使用前にまずツールで不要なものを削除すると言った行為が当たり前になっています。
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ユーザーに不評の独自OS
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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