仕事

年収150万円アップした例も。コロナ転職で人生が好転した人たち

1日19時間も仕事に拘束されて手取り23万円

悩む人「コロナ禍で転職することになりましたが、まったく後悔はありません」と話してくれたのは内藤美保さん(仮名・30代)。むしろ、自分の人生を見つめ直す良い機会となり、より人生を楽しむことができるようになったという。 「小売りチェーン店の本部にて正社員の事務職をしていたのですが、通勤が片道約3時間かかる支社へ異動させられ、労働時間も1日約12~13時間でした」  通勤時間を含めて1日約18~19時間の拘束。長時間勤務にもかかわらず、月給は手取り23万円ほどだった。

現在は派遣社員で月収35万〜60万円に

「固定残業制のため、残業代は出ませんでした。昇給や賞与もないので、将来も絶望的な状況ですよね。しかも、年末年始やお盆、GWも休むことができず、長期休暇は一切ありませんでした」  ミスも絶対に許されない環境で、上司のパワハラとモラハラに苦しんでいた内藤さんは、コロナ転職することに何の抵抗もなかったそうだ。 「退職したあとは、派遣社員としてコロナにかかわる仕事に就きました」  コロナの影響を受けた人たちへの給付金関連の仕事を始めた内藤さん。仕事条件はメリットしかなかったという。 「時給が高く、月によっても異なりますが、月収は35~60万円ほど稼ぐことができました。そして休暇の希望も通り、長期休暇も取ることができます。プライベートの時間が大幅に増えました」
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将来を見据えて…
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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