仕事

不倫相手の女性社員をひいきする上司に、職場の部下たちが仕返し

グループLINEや店内放送で上司が激怒

パワハラ 休日でも売り場に不備があれば、写真付きでお叱りのLINEが届く。 「陳列した商品のパッケージが正面を向いていないなど、ちいさなことでした。それを従業員たちのグループLINEで指摘するので、まるで公開処刑のようになっていました」  商品は常に客が触れるものにもかかわらず、すべて田中さんの責任にされてしまった。 「私の配属された店舗は6時30分に開店するお店でした。早朝にお客様から問い合わせがくることもあるのですが、たまたま接客中で対応ができなかったんです」  そんな田中さんに対して、Aはとんでもない行動に出る。 「Aは、店内放送で私を怒鳴ったのです。幸いお客様が少なかったこともあり問題にはなりませんでしたが、もう一緒に仕事をしたくないと思いました」

不倫相手と異動してきた上司

 果たして、上司の言うことは“絶対”なのだろうか。前出の田中さんは黙って聞き入れていたが、あまりにも理不尽な場合には、部下たちが反撃に出ることも。  近重直子さん(仮名・20代)は、上司に対して一矢報いたエピソードを聞かせてくれた。  上司が異動してきたのは近重さんが入社してすぐのこと。そして、その直後に上司の部下だった女性社員のBも異動してきたという。 「上司は結婚しており子どもが2人います。しかし、もともと上司とBが不倫しているとの噂がありました」  不倫疑惑は、仕事中の二人の行動にも現れていたようで……。 「たとえば、二人は有給のタイミングがいつも同じ。部内の社員の結婚式に二人で遅刻してきたり、グループチャットで上司部下とは思えないやりとりをしたり、Bの態度が悪くても上司は何の指摘もしない。  また、相談するときにはキスしそうなくらいの距離感と、明らかにおかしかった。噂は、ほぼ黒という状況でした」  仕事自体は“できる”上司。役員や他部署から一目置かれていたので、みんなが見て見ぬふりをしていたようだ。一方のBはというと、 「態度が悪く周囲からの評判は最悪でした。課が同じでもチームが違っていたので私は気にしていなかったのですが」
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上司に仕返し
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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