「このクソボケ」「ノロマ」怒声が飛び交う現場。職人の上司ガチャ失敗談
―[上司ガチャ失敗談]―
「親ガチャ」という言葉がネット上で流行している。子どもは親を選べず、ガチャガチャ(カプセルトイ自動販売機)のように運要素が強い——。たいていは親のせいで人生が困難に陥っているという文脈で使われるが、そこから派生して「上司ガチャ」まで登場。そこで、上司に恵まれない部下たちの「上司ガチャ失敗談」をお届けする。
今回は、体育会系のイメージもある職人の世界をのぞいてみよう。
大卒で鳶職に。上司のその日の“気分”に左右される
怒声が飛び交う現場
「遅いって!」
その怒声は佐藤さんに向けられたものだった。
「朝、みんなが現場に歩いて行きます。自分は慣れない手つきで腰に道具を付けながら歩いていたのですが……。うまく付けることができず、ようやく付けられた頃には先輩たちとの距離が離れていました」
ダッシュで先輩たちの元に辿り着いた佐藤さん。しかし上司のSは機嫌が悪かった。事あるごとに怒られる。
「上司は『気分屋』で、その日によって私たちは左右されます。あるときは『はよせえや!』と偉そうに命令する。またあるときは、スキップしながら『佐藤さ~ん』と慣れ慣れしく名前を呼んできます」
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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