恋愛・結婚

金爆・歌広場淳は6人の女性を本命視…複数の「本命浮気」に走る男の心理とは

複数の「本命浮気」を実現する男性の動機

包丁を持つ女性 狂気

写真はイメージです

 では、なぜこういった男性はここまで熱心に「本命として扱う浮気」を繰り返すのだろうか。実際に、最大7股を経験していた男性に話を聞いた。 「だって、一人は寂しいじゃないですか」  当然のように、男性は言った。 「彼女と同居していたんですね。でも、彼女は営業をしていたので飲み会もあるし、外回りも多い。僕は学生だったんで、圧倒的に暇で…。その時間が寂しくなって、別の女性に連絡しました。マメ……マメですかね。僕が寂しいと思ったときに、連絡をしていただけですよ」  どうやって7股ものやりとりを可能にしていたか、質問してみた。 「そんなに難しいことじゃないと思います。コピペ(コピー&貼り付け)で連絡はできますから。たとえば『○○ちゃんと過ごしている時間があっという間すぎて、すぐ時間がすぎちゃったよ』みたいなLINEって、誰に送っても同じですよね。だから長文LINEもそんなに悩んだことなかったな。卓球の球を打ち返すような感じ」

いずれは崩壊する「複数交際」

 頭を抱えそうになるのをこらえて、なぜ7股をやめたか聞いた。 「まず、浮気がバレて…………。(長い沈黙)それから、包丁沙汰になったんですよ。殺すって言われて、包丁持って追いかけ回されて。その他の子は、割と納得してくれたというか、別れるだけで済んだんですけどね。でも、それだけでは浮気は止まなかったですね」  では、いったい何が浮気の終了を告げたのか。 「子どもができたことです。相手の一人が妊娠して。僕の方が働いてなかったので、子供の面倒を見るようになってから、寂しさを感じることってほとんどなくなりましたね。むしろ暇がほしいくらい。だからとても充実してます」  そう言って、彼は子供の写真を見せてくれた。父子が顔をくっつけあい、満面の笑みを浮かべていた。
次のページ
寂しさの“総量”は人によって異なる
1
2
3
ライター、経営者。主にキャリアや恋愛について執筆。5000人以上の悩み相談を聞き、弱者男性に関しても記事を寄稿。著書に『弱者男性1500万人時代』(扶桑社新書)『ハピネスエンディング株式会社』(小学館)。X:@10anj10

弱者男性1500万人時代 (扶桑社新書)『弱者男性1500万人時代』 (扶桑社新書)

データで読み解く“弱者男性国家”ニッポンの現在


記事一覧へ
おすすめ記事