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美女が放った歴代流行語大賞。「すったもんだがありました」から「お・も・て・な・し」まで鮮烈ワード6選

90年代を彩った2人の美女

1995年 瀬戸朝香「見た目で選んで何が悪いの!」  10代には見えない大人っぽいルックスと堂々とした演技で異彩を放っていた瀬戸朝香。女優として大ブレイク中だった彼女が出演した、コダックの使い捨てカメラ「スナップキッズ」のCMで言い放ったフレーズ『見た目で選んで何が悪いの!』が街中で大流行。1995年の流行語大賞のトップテン入賞を成し遂げた。このCMの話題性も相まってか、瀬戸の力強い女性像が確立されることになった。  瀬戸朝香は元「V6」の井ノ原快彦と結婚した現在も、女優として活動は継続。先日、人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)で3年ぶりとなる女優復帰を果たして話題を呼んだ。 1996年 安室奈美恵「アムラー」 『Chase the Chance』『Don’t wanna cry』をはじめとした楽曲でミリオンセラーを連発し、平成の歌姫となっていた安室奈美恵。そんな彼女のファッションをマネする若者たちの総称である『アムラー』が、1996年にトップテン入賞を果たした。  同年前後から、彼女に憧れたギャルたちがミニスカートと厚底ブーツを履き、茶髪のロングヘアーで細眉にスタイルチェンジして、繁華街を闊歩する姿があちこちで見かけられた。  そんな安室奈美恵は、晩年もMCをほぼ行わないストイックなステージパフォーマンスで多くのファンを沸かせていたが、2018年に惜しまれつつも引退した。

’10年代は朝ドラと五輪から

2013年 能年玲奈(現・のん)「じぇじぇじぇ」  2013年上半期のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』の中で主人公・アキらが驚いたときに使うセリフ『じぇじぇじぇ』が年間大賞を獲得。  人気脚本家・宮藤官九郎によるコミカルかつ温かみのあるストーリーと東京から東北・北三陸の田舎町で暮らすことになったヒロインを演じた能年玲奈(現・のん)のピュアで天真爛漫な演技がSNSを中心に評判を呼び、ドラマのロケ地・岩手県久慈市に観光客が殺到するなど社会現象を巻き起こした。  そんな能年は、芸名を「のん」に変えてからも精力的に女優やアーティストとして活躍。2022年に公開予定の映画『Ribbon』では監督を務めるなど、多彩な活動をしている。 2013年 滝川クリステル「お・も・て・な・し」  同じく2013年の流行語『お・も・て・な・し』は、東京五輪を決定づけた五文字のパフォーマンス。目鼻立ちの整ったハーフ美女として『ニュースJAPAN』(フジ系)のキャスター時代に絶大な支持を集めた女子アナ・滝川クリステルが、東京五輪の誘致総会にて日本の“おもてなし”の素晴らしさをアピールする際に発した1文字区切りの独特な言い回しと身振りが大きな話題に。誘致に貢献したとして年間大賞をゲットした。  そんな滝川クリステルは2019年に政治家・小泉進次郎と結婚。次期総理候補と呼ばれる小泉の夫人となり、ますます株を上げている。
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女子アナや女優からの流行語は減少傾向に
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テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。

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