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国際G1香港国際競走の馬券ポイントは「京都競馬場」にあり

ゴールデンシックスティが不動の香港マイル

 日本時間16時50分発走予定の香港マイル。香港馬ゴールデンシックスティがレーティングトップで現在15連勝中。シャティン競馬場で行われたレースで記録したものである以上その適性は疑いようがなく、同馬の牙城を崩すのは容易ではないでしょう。  2位タイで並ぶ日本馬2頭。ダノンキングリーは京都競馬場で行われたマイルチャンピオンシップで2番人気の支持に応えられず5着に敗戦。馬場の荒れた内を走っていたとはいえ、その点は適性面でやや不安。対してインディチャンプはマイルチャンピオンシップを勝利しており、シャティン競馬場への適性は高そうです。2019年の敗戦は直線の不利が大きかったので気にする必要はありません。  サリオスは、京都競馬場など下りながら加速するレースをあまり経験していないので判断し辛いところではありますが、レース振りからは適性はあまり高くないように感じます。レーティング2位タイのマザーアースも直線上り坂のニューマーケット競馬場での実績が評価されたものなので適性はリンクしないでしょう。

香港カップは日本馬のワンツー決着も十分狙える

 香港4連続G1のラストは17時30分発走予定の香港カップ。レーティング1位タイはラヴズオンリーユーとレイパパレの2頭。  ラヴズオンリーユーは今年のクイーンエリザベスⅡ世カップを勝利しているほか、エリザベス女王杯でも3着があるなどコース適性はすでに証明済み。引退レースで有終の美を飾る可能性は高そうです。  一方のレイパパレも3歳時には京都競馬場で行われた大原ステークスで秋華賞に出ていても好勝負になったと言わしめたレース内容だっただけにコース適性は低くないでしょう。ワンツー決着も十分考えられます。  レーティング3位は外国勢のドバイオナー。コーナーが下り坂で直線が平坦なパリロンシャン競馬場のレースで勝利しているのでここでも好走できる可能性はありそうです。4位のマックスウィニーは直線上り坂のカラ競馬場、アスコット競馬場の実績が中心なのでコース適性はやや疑問です。 文/安井涼太
各種メディアで活躍中の競馬予想家。新刊『安井式上がりXハロン攻略法(秀和システム)』が11月15日に発売された。『競走馬の適性を5つに分けて激走を見抜く! 脚質ギアファイブ(ガイドワークス)』『超穴馬の激走を見抜く! 追走力必勝法(秀和システム)』、『安井式ラップキャラ(ベストセラーズ)』など多数の書籍を執筆。
Twitter:@RyotaYasui

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(秀和システム)

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