更新日:2021年12月27日 07:21
デジタル

2021年はどのゲームが売れた?ヒット作を一気に振り返る モンハン、バイオ、ポケスナetc.

2021年4~6月期 バイオ、ポケスナ、人気シリーズの新作が登場

バイオハザード ヴィレッジ

ゴシックホラー調の雰囲気が漂う『バイオハザード ヴィレッジ』公式サイト

 4月発売の『New ポケモンスナップ』は、ニンテンドー64以来となる久々の新作。長年続編を待ちわびていたというファンも多かったと思います。売上は世界累計販売本数219万本(任天堂が販売を担当した海外のみの本数)とまずまずの数字。  5月の『バイオハザード ヴィレッジ』は、ホラーとして高い評価を受けた前作『VII』の物語の続きを描く新作。美しいグラフィックと激しいアクションで国内以上に海外で支持を集めました。世界累計出荷は500万本。  6月には「任天堂の開発室から生まれたプログラミングソフト」というキャッチコピーで『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』が登場。プログラミング教育の観点から「子どもに遊ばせたいタイトル」という声が聞かれました。 ■その他の主な2021年4~6月期タイトル 5月『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者・うしろに立つ少女』、『ルーンファクトリー5』 6月『戦国無双5』、『マリオゴルフ スーパーラッシュ』

2021年7~9月期 夏休みを盛り上げた話題作は?

モンスターハンターストーリーズ2

RPGとして物語性を押し出した『モンスターハンターストーリーズ2』公式サイト

 7月発売の『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』は、『モンハン』からスピンオフしたRPG第2弾。おなじみのモンスターをおともにできるシステムが好評で、シリーズとして定着していきそうです。世界累計出荷本数は130万本。  同じく7月発売の『クレヨンしんちゃん「オラと博士の夏休み ~おわらない七日間の旅~』は、『ぼくのなつやすみ』のスタッフが携わった田舎体験アドベンチャー。『ぼくなつ』を求める層からは「やり込み要素が少ない」との感想が目立ちましたが、雰囲気の良さもあり、夏休みソフトとしてスマッシュヒットしています。  8月には2000年代に一世を風靡した伝説の美少女ゲーム『月姫』のコンシューマ初移植版『月姫 -A piece of blue glass moon-』が話題に。  9月は人気RPG『テイルズ オブ』の約5年ぶりの新作『テイルズ オブ アライズ』がリリース。「継承と進化」をコンセプトに、初週で世界出荷本数100万本とシリーズ最速ペースを記録。シリーズ新生を印象づけました。  また、アプリでは株式会社ポケモンが中国のテンセントゲームズと共同開発した”ポケモンMOBA”こと『ポケモンユナイト』が、Nintendo Switch(7月)、iOS・Android(9月)で配信開始。Nintendo Switch版・スマホ版合計で5000万DLを突破しています。 ■その他の主な2021年7~9月期タイトル 7月『eBASEBALLプロ野球スピリッツ2021 グランドスラム』、『風雨来記4』、『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』、『新すばらしきこのせかい』 8月『遊戯王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!!』 9月『おすそわける メイド イン ワリオ』、『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』、『英雄伝説 黎の軌跡』
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2021年10~12月のヒットタイトルは?
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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