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100円ショップはお絵描きグッズが盛況。正規品との差を同人作家が描き比べてみた

ダイソーは滲みやすいのがネック

 まずは、ダイソーから。
ダイソー「FLUENTLY」

ダイソー「FLUENTLY」は1本55円で全86色。

ダイソー

ダイソーで塗ったイラスト。やや滲んでいるのがわかる

 ダイソー最新マーカーはペン先が第3弾までは筆先が「ブロードタイプ」と「ファインニブ」新弾からは「ブロードタイプ」と「ブラシニブ」になっています。色によって細塗側のニブ形状が変わるのが使いにくく、また用紙によっては滲みやすいのでイラストの際は余白などを考慮して塗らないと滲みがはみ出してしまうようです。  また、ペン本体のキャップ色と実際の色がやや違うという事もあり、直感で塗ると思ってた色にならないという事もありました。旧弾のカラーもすべて「ブラシニブ」に切り替わると使い勝手も向上するので現在でも十分に満足できますが、今後に期待したいところです。

セリア、カラーは少ないが筆先が強い

 次にセリアです。
セリア「ILLUSTRATION ALCOHOL MARKER」

セリア「ILLUSTRATION ALCOHOL MARKER」こちらも1本55円で全36色

セリア

発色もよく、滲みも少ないので現行ロットは本家に近い描き心地

 筆先は「ブロードタイプ」と「ブラシニブ」。これだけ見るとセリアが優秀なように見えますが、カラーが少ないので色選びが難しいようです。ですが、キャップの色と実際の色がほぼ同じという事もあり、直感で選びやすいので今後のカラーラインアップの拡充に期待したいところです。  塗り自体は現在のロットはおおむね良好で、色ムラが少なく筆先もしっかりと作りこまれています。過去にはとても使い物にならない筆先が販売されていた事もあったようですが、現行ロットは安心して使えます。  ただし残念ながら店頭では筆記用具扱いという事もあり全種そろっているのは稀。取り扱い自体がないという店舗もありました。また、筆先が「ブラシニブ」のみになりますが、3本セットで110円という製品も出ているのでこちらも魅力的なので、今後のカラー展開に期待といったところでしょうか。
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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