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100円ショップはお絵描きグッズが盛況。正規品との差を同人作家が描き比べてみた

コミケ開催で注目したいマーカーの実力差

 12月30〜31日に、コロナ禍で開催が見送られ続けてきたコミケ(コミックマーケット)が2年ぶりに開催されます。コミケは言わずと知れた同人誌即売会で、多くの個人サークルと、好きな作品を求めるファンが多数来場しますが、そんなアナログお絵描き派から多大な信頼を集めているのが、コピックです。
コピック

コピックホームページより。コピックチャオは1998年に発売開始したエントリーモデル

 むろん、色鉛筆や他のカラーペンなどを使う人もいるのですが、「色付けと言えばコピック」と答える人が圧倒的に多いといっても過言ではありません。  商業から趣味の世界まで、プロアマ問わず、イラストやデザインなど様々な方面で使われているコピックは性能も折り紙付きですが、価格が高いのがネックです。スタンダードタイプの「コピックスケッチ」は1本418円。エントリーモデルの「コピックチャオ」でも1本275円とやや高額です。

100円ショップには類似品が多数

ダイソー イラストマーカー

ダイソーではイラストマーカーに力を入れており、専用棚ができるほどの商品展開

 そんな中、同人作家やSNSの間で近年話題になっているのが100円ショップのコピック類似品です。もちろん、「コピック」の名称では売っておらず、「イラストマーカー」や「アルコールマーカー」などの名称で販売されているのですが、類似品は、2本110円。1本あたり55円と破格の値段です。  趣味でお絵描きを楽しむなんて人には、強い味方のイラストマーカーとなっています。とはいえ、本家コピックスケッチでは全358色、コピックチャオは全180色とカラー数も豊富なので微妙なカラーの違いは本家に軍配が上がるのですが、100円ショップも負けてはおらず、発売以来進化し続けているダイソーイラストマーカーはなんと全86色。  画材屋ではないので、最新カラー以外は入手しにくいとはいえ、恐るべきラインナップです。ちなみに、セリアは全36色とやや控えめですが、ダイソーに負けずこちらも1本55円とお得感。  そんなわけで、同人作家の浅野しうさんに協力していただき、本家とダイソー、セリアの比較をしてもらいました。
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描き心地と仕上がりの差を比較してみた
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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