――与沢さんはどのような仮想通貨を持っていて、仮想通貨の今後をどのように見ていますか？ 与沢：今は長期的にシンボル（XYM）が主力で、トレード用にBybitという取引所に1億円ほど。ほかにいくつかアルトコインやステーブルコインも持っています。仮想通貨は今100％、いや1000％やるべきだと思いますね。カストディサービスといって、世界中の富裕層のお金がプライベートバンクなどを通じて仮想通貨市場に流れ込みつつあります。事業会社も次々と参入していますから、3年後、5年後にはマーケットは今より大きくなるという前提で投資しています。 三崎：僕も仮想通貨への投資はやるべきだと思います。ただ、本業じゃなく副業でやったほうがいいと思いますね。 与沢：自分も不動産、株、保険、債券と死ぬほど分散しているので、仮想通貨だけでやれと言われると怖いし絶対無理だと思いますね。 三崎：怪しいもの、胡散臭いものに触れてみるのも大事ですよね。4～5年前に10万円だったビットコインが1000万円になると言われて700万円になった。今1億円になると言われていて、1億円になるかどうかはわからないですが、胡散臭いからこそ爆発力があると思うんですよ。 与沢：確信した順にこの市場って金持ちになると思っていて。確信に至れず疑っていたら、ちょっと下がったらうろたえて損切りしたり、ちょっと儲かっただけで利益確定してしまいますよね。人に言われて「1000万円になるんだったらやってみようかな」って思う人はハッキリ言って負け。自分自身で「仮想通貨は上がる」と確信できるようになったら最後に儲けることができると思いますね。 ――三崎さんはどんな仮想通貨に注目していますか？ 三崎：BitDAO（BIT）を3.3億円分ほど買いました。これは配当がもらえるようなコインで、その価値に気づいている人はまだ少ないんですよね。例えばNFT関連とかメタバース関連とか、時流に乗った仮想通貨をピックアップして時価総額順に並べて、時価総額の安いコインに投資しています。10個あったら10個に少しずつ投資する。価格が下がるのも詐欺コインに巻き込まれるリスクも織り込んで分散しています。仮想通貨市場はどんどん大きくなって上昇気流に乗っているので、張っておきたいですね。ただ、やっぱり絶対はない。「負けてもいい」くらいの気持ちで投資しています。 【与沢翼】 投資家、個人事業主。計39戸の不動産を無借金で購入し所有するほか、株、仮想通貨、保険、債券などに分散投資。海外に出て7年で純資産85億円を築く。ドバイ在住 【三崎優太】 実業家、起業家。’17年に「すっきりフルーツ青汁」が大ヒットし、年商131億円の会社をつくり上げる。現在は、若手経営者へ多岐にわたる事業支援を精力的に行う