更新日:2022年01月19日 17:05
エンタメ

松本まりかが語る生き方の美学「違うと思ったらイエスマンになってはいけない」

理不尽なことがあっても人を嫌いにならない

――いいことも悪いこともビビットに描かれているとのことですが、パワハラなどの理不尽なことも登場します。松本さん自身、理不尽な出来事にあってきた経験もあるかと。
理不尽なことがあっても人を嫌いにならない

『雨に叫べば』より

松本「そうですね。でも私、そういうときでも人を嫌いにはならないんです。もちろんイヤですよ。でもその人を嫌いとか憎む感情って醜いし、それにも悩まされちゃうし、いやらしい顔、嫌味な顔になりたくないんです。だから相手を嫌いになるんじゃなくて、自分との闘いになります」

人は変えられないけど、自分は変えられる

――でもそれって辛いですよね。闘いに負けてしまったら?
人は変えられないけど、自分は変えられる

『雨に叫べば』より

松本「負けていることの方が多いです。人のせいにできたら楽かもしれないですよね。でも人のことを嫌いになっていないというのは、ひとつ自分の大きな支えになるし、『嫌い!』ってなったとしても人は変えられないけど、自分は変えられるから。難しいけど、そっちのほうが可能性がある。自分を好きになってもらえる状態を作る。私もできてないですけどね。でもそんな風に、10代後半くらいから考えるようになりました」
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常識に縛られず、自分の美学に沿って生きる
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