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70%OFFでも買ってはいけない…「1月後半のセール」に行くと結局、損する理由

「ファッションは生物である」が意味すること

接客 価値観の変化が1年ほどで大きく起こることはありませんが、それでもわずかな変化は常に起こっています。一部のトレンドの変化が少ない革靴、メンズのバッグ、マフラーなどを除いては少しずつ「かっこいい」に変化がある。  だからこそアパレルは毎年毎年服を出しても飽きられることなく売れ続けることができるのですね。  ……ということは今年のコートと来年のコート、どちらのほうがより「かっこいい」を作りやすいか、と考えると論理的にいえば、後者のほうになります。  コムデギャルソン川久保玲先生も「ファッションは生物である」と仰ってますが、常に変化があり、価値観が動いているものだからこそ面白い。だからこそ古くなればなるほど輝きが減っていくのです。

「来年も着るだろう」は当てにならない

 無論、ファッションはアイテム単体で決まるものでなく、「着こなし」という指標もあります。  ですから昨年のアイテムでも10年前のアイテムでも「着こなし」次第では誰よりも輝けるのですが……「何も考えずにかっこよくなる」のはやはり新しいアイテム。 「来年も着るだろう」と思って買うと、案外そのときがやってくると、「なんでコレ買ったんだろ……?」となりがちなのはそのせいです。  なので、今、来シーズンのことを見越して冬アウターをセールで買うのは一考したほうがいいかなと。
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これからの時期に注目するべきアイテムは?
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