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“ボスママ”は10万円。ママ友たちの「お年玉どうだった」マウントがウザすぎる

子どもが「10万円」もらったボスママの自慢話

 その場にいたのはボスママ含む6人。マキさん同様、少し怪訝な表情をしていたママ友もいたそうだが「いくら? いくら? うちは10万いったよ!」と、ボスママは止まらない。 「ボスママの子どもは祖父母にとって初孫で、しかも待望の長男だったらしく、両家ともに相当可愛がってるみたいなんです。親族みんなから1万円ずつもらうのが恒例みたいです。でも、普通はもらったら返さなければいけないでしょう。金額が多いぶんだけ、大変なのに。  さておき、彼女が金額を言ったことで、私たちも言わなければいけない空気になってしまい……」  他のママ友は「うちは少ないよ」と前置きしながらも「5万円」「7万円」と、各自いくらもらったのか打ち明けた。マキさんもしぶしぶ「3万円」と答えた。 「本当はもう少しもらっていたけど、こういう話のときは、自分が1番下くらいのほうが目をつけられなくていいんです。みんな、自分より下がいると安心するから(苦笑)」  案の定、「2人いるもんね〜」「お返しがラクで羨ましいよ〜」などの見下した感じのフォローをされたんだとか。

お節やお土産のマウント合戦に発展

「別にママ友にマウント取られるぶんには全然問題ない」というマキさん。だが、この話はお年玉だけでは終わらなかった。 「もうこれで帰れるかな、と思ったら今度は“実家に帰ってどれだけもてなされたか” の自慢合戦がスタートしました。お節の写真の見せあいやお土産まで。まったく興味ないけど、うんうんと相槌しながら『すごーい』とリアクションしていました」  マキさんの実家にはお節もなければ、お土産もなかった。会話には一切入らなかったそうだが——。 「じつは今年、実家で親と同居している私の兄に子どもが産まれたばかりだったので。お祝いも兼ねて地元の温泉に泊まったんです。ネットで検索したら、そこそこの値段がするところだし、根掘り葉掘り聞かれても面倒だから『何もなかった』で通しました」
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イベント毎に同じ話の繰り返し
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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