更新日:2022年02月11日 10:09
ライフ

コロナ禍でも“行きやすい海外”として注目を集めるドバイに行ってみた

帰国後の隔離はどうなっているのか

 MySOSという専用アプリで毎日のように現在地、健康状態、ビデオ通話での確認を行うという制約はある。有効なワクチン接種証明書を保持していれば、入国後14日間の自宅等での待機期間中、入国後10日目以降に自主的に受けた検査(PCR検査又は抗原定量検査)の陰性の結果を厚生労働省入国者健康確認センターに届け出ることにより、残り4日の待機期間が短縮される。(※2021年12月1日から一旦休止)  ここからは、2022年に入ってからの新たな隔離措置の話となる。ワクチン接種が2回終わっていても、現在はオミクロン株の蔓延により、帰国後は検疫所が指定する隔離宿泊施設で3日間隔離を必要としている。この隔離が全く必要とされていない国はベネズエラやウズベキスタンなどの小国、計8か国であり、UAEはその次のランクとなっている。3日目のPCR検査で陰性となった場合は自宅において更に4日間の隔離が必要となるので、合計7日の隔離が必要となっている。(※2022年1月29日施行)  帰国後も大変な日々は続く。それでも世界の中心になろうとでもするドバイの勢いを感じに出向くのは実に有意義だった。

コロナ禍で海外に行く意味

 コロナ禍で平凡な日常をドバイの日々が異次元に世界へ連れて行ってくれた。エキスポ2020ドバイの会期が終わる2022年3月末までには帰国後の隔離条件が緩和され、待機期間がなくなれば、海外渡航はハードルが低くなる。状況は刻一刻と変化しているので、最新情報は常にチェックが必要だろう。一日も早く、自由に海外を行き来出来る日が来ることを切に願う。(※取材は2021年11月中旬) 文/北島幸司
航空会社勤務歴を活かし、雑誌やWEBメディアで航空や旅に関する連載コラムを執筆する航空ジャーナリスト。YouTube チャンネル「そらオヤジ組」のほか、ブログ「Avian Wing」も更新中。大阪府出身で航空ジャーナリスト協会に所属する。Facebook avian.wing instagram@kitajimaavianwing
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