更新日:2022年02月09日 18:02
ニュース

「和歌山県がうらやましい」奈良県民がコロナ施策にブチ切れる意外な理由

市民からも不安視する声が……

 一方で、市内在住の主婦の女性からはこんな声も。 「前回も大阪、京都にまん延防止が要請されたとき、県内のショッピングモールは他府県ナンバーの車で溢れていました。県民が飲み歩かなくても生活圏内に県外から入ってこられるのはさすがに少し怖いですね。  それに県知事は観光事業に力を入れているようですが、今、奈良公園周辺を歩いても観光客はほとんど見かけません。ショッピングモールや飲み屋ばかりに人が集中して感染のリスクを高めるのなら、休業要請と給付金を出せばいいのに……と思います。  県知事は保健所の職員を増員して自宅療養者への支援体制を強化する考えを示しましたが、クラスターが発生したら意味がないと思います。支援体制の充実ももちろん大切ですが、感染予防対策を徹底してほしいです。まずは県民を守ることを第一優先にして考えてほしいですね……」

大阪が羨ましい!?

 今回、奈良県民に大阪の吉村知事のコロナ対策についてどう思うかと聞いてみると、「吉村さんのほうがまだマシじゃないですか」という声や「荒井知事は大仏を赤く照らして警告を出すくらいのことをしたらどうか」という皮肉を口にする方もいた。正直、どっちもどっちなのでは……とも思ったが、現地の状況は外から見ているだけではわからないこともある。  和歌山県に「まん延防止」が適用された今、荒井県知事の判断はどのような結果になるのだろうか。 取材・文/日刊SPA!取材班
1
2
おすすめ記事