更新日:2022年06月15日 18:33
エンタメ

ウエスP「世界一危険なテーブルクロス引き」でYouTube登録100万人。大ブレイクの真相

 海外で人気に火が付き、日本では想像もつかない注目を集める日本人インフルエンサーが増えている。  全裸を隠した布を引くと股間の上のティーカップだけが残る「世界一危険なテーブルクロス引き」でお馴染みのお笑い芸人のウエスP氏も、その一人だ。昨年末のYouTube登録者数は約10万人だったが、それから1か月も経たずに100万人超を達成。TikTokやツイッター、インスタグラムも合わせると、総SNSフォロワー数は1000万人を突破した。  一体何がブレイクのきっかけになったのか? あの神業芸はどのように生み出されたのか? 真相を本人に直撃した。

SNS総フォロワー数は吉本芸人トップ5に

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今年に入っていきなり総フォロワー数1000万人を突破した芸人のウエスP

――YouTube登録者数が100万人を超え、SNS総フォロワー数は1000万人を突破しましたね。  急激に増えたので、まだ実感がないですね。何ででしょうかね(笑)。誰にでも分かりやい、変なことをやっているからかな。意外かもしれませんが、海外のフォロワーのおかげで、SNS総フォロワー数は吉本興業所属の芸人の中でトップ5に入っているんですよ。  日本でスベっているとは思いませんけど、こういう一発芸、大道芸的なパフォーマンスは海外の方がウケやすい感覚はあります。僕みたいな芸は大道芸やマジックの文化が根付いている海外の方が、相性が良いのかもしれません。

ドイツでは通訳もないまま、カンで乗り切った

――海外で人気に火が付いたきっかけは?  2017年にツイッターでテーブルクロス引き芸を1か月ごとに投稿し始めたら、海外で拡散されてバズったのがきっかけです。  最初は1000リツイートくらいだったのですが、3本目の『扇風機で危険なテーブルクロス引き』が2万リツイートを獲得し、その2週間後にはドイツのテレビ局から出演オファーを受けて現地に飛んでいました。それまで一番遠方で大阪だったので、初めての海外でした。  その後、海外の公開オーディション番組「ゴット・タレント」シリーズからもオファーが来るようになり、2018年にフランス版で決勝に進出したのが大きかったですね。予選で大爆笑した審査員から1シーズンで1度だけ押すことができるゴールデンブザーを獲得して、一発合格で決勝に進み、そこから大きく広がっていきました。想像を超える急展開でした。 ――絶対に失敗してはいけない芸ですが、海外の大舞台は緊張しませんか?  海外では何千人もの観客の前でパフォーマンスすることが多いので、緊張はするのですが、逆にいい感じに力が入るんですよ。日本とはまた違う気持ちですね。でも、最初のドイツは焦りました。僕は英語もドイツ語もできない。吉本の人は誰もついて来てくれないし、急だったので通訳さんの手配も間に合わなかった。現地で言われたことも何となくしか分からず、すべてがカンでした。どうにでもなれって気持ちでパフォーマンスしました(笑)。
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芸が成功したときのリアクションも特徴

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アメリカでは、脱いだ途端に「×」ボタンを押された(笑)
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1980年東京生まれ。毎日新聞「キャンパる」学生記者、化学工業日報記者などを経てフリーランス。通信社で俳優インタビューを担当するほか、ウェブメディア、週刊誌等に寄稿

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