更新日:2022年06月15日 18:33
エンタメ

ウエスP「世界一危険なテーブルクロス引き」でYouTube登録100万人。大ブレイクの真相

アメリカでは、脱いだ途端に「×」ボタンを押された(笑)

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「オーストラリアは行ったらすぐにロックダウンになって、仕事がキャンセルに。空港を降りたら銃を持った軍人にホテルに連行されてそのまま14日過ごしました(笑)」

――ちなみに、どの国が一番ウケましたか。  フランスのゴット・タレントですね。これまで15か国以上でパフォーマンスしましたが、観客総立ちのスタンディングオベーションを浴びたのは初めてでした。人生で一番ウケたんじゃないかな。  でも、僕の芸はイギリスやルーマニアなどヨーロッパではウケるのですが、逆にアメリカではあまりウケないんです。裸になるネタに厳しいみたいで、アメリカズ・ゴット・タレントではスーツを脱いで裸になった瞬間にバツを押されました(笑)。 ――そもそも、この芸をやり始めたきっかけは?   コントを中心にやっていたピン芸人だったのですが、ネタ番組が少なくなってしまったので、30秒くらいのショートネタを披露する番組向けに考えた一発芸が原型です。  よく目隠ししたり、手を使わない芸ってあるじゃないですか。だったらストッキングをかぶった顔にコップを乗せてみたらどうかなって、ふと思い付いたんです。やってみたら、意外にスッとできちゃったんですよね(笑)。  このストッキングネタで、2015年に初めて芸人としてテレビに出演することができました。似たような芸だと、2013年頃に着ているTシャツを瞬時にキャミソールにするネタで「笑っていいとも!」の素人コーナーに出演したことがあるのですが、もともと大道芸的な一発芸が向いていたのかもしれません。

ネタのインスピレーションは小道具を見てから湧く

――ネタはどのように作っていますか。最も苦労したのは、どんな芸でしたか?  完全に小道具先行です。100円ショップや東急ハンズ、ドン・キホーテとかに定期的に通って、面白そうな小道具を見つけてからネタを作ることが多いですね。芸によってはスッとできてしまうこともありますし、ライブの前日は1時間くらい練習するので、その繰り返しで完成していった気がします。  今までで一番難しかったのは、全裸になって股間に風船、その上にティーカップを置いて、ドローンを飛ばして風船を割るネタですね。風船が割れても、うまく股間を隠しきれないこともあるので、生でお見せできない芸なんですけどね(笑)。  ドローンが回転しながら風船を割っていく感じがうまく動画で伝わるように、何度も撮影を繰り返しました。めちゃくちゃ狭いところで撮っていたので、ドローンの操縦もかなり上達しました。
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「ローラさんと同じボディークリームを使っています」
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1980年東京生まれ。毎日新聞「キャンパる」学生記者、化学工業日報記者などを経てフリーランス。通信社で俳優インタビューを担当するほか、ウェブメディア、週刊誌等に寄稿

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