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iPhone「街の修理業者」はなぜ安い? 正規品ではない互換パーツの性能とは

互換部品を正規品に偽装させるツール

iPhoneのリペアパーツを接続し、ボタンを押すだけの簡単な仕組み

 互換パーツの欠点を補おうと、中華勢力も負けていません。Apple互換部品をあたかも正規品のように機能させるツールが開発されています。  中華通販サイトで1万円ほどで販売されているリペアユニットを使うと互換部品の情報を書き換えて正規品と偽装させることが出来るのです。  このリペアユニットは日本からでも購入することが出来るので、中古で入手したiPhone端末が実は互換部品で修理されていた!なんてことがあるかもしれません。もっとも、機能面では問題なく動くので、分解して部品をチェックしないと実は互換部品だったと気が付かないのですが…。

このリペアユニットを使いiPhone8の液晶パネルを交換したところ、「TrueTone」がしっかりと認識された

 昨年末に、Appleが純正部品で修理できるプログラム「Self Service Repair」を発表したのを覚えているガジェットフリークも多くいるでしょうが、このプログラムの提供により中華製互換部品の提供がどういった状況になるか今後も注視していく必要があるでしょう。 <文/板倉正道>
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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