デジタル

ヒット商品・キーファインダーを悪用した窃盗、ストーカー被害の実態とは

キーファインダー、ヒット商品となった裏で…

 最近何かと話題になる「キーファインダー」。スマートフォンと連動することで、落とし物や忘れ物などを防止する事が可能なスグレモノツールです。特に、2021年4月に販売開始したアップル社の「AirTag」は大手通販サイトのベストセラー1位を獲得するほどです。  過去にも様々なキーファインダーが販売されていましたが、日本ではAndroidよりもiPhoneユーザーが多いということもあり、iPhoneで簡単に使える、「AirTag」発売以降様々なキーファインダーの使い方がSNSなどで公開されています。定番の自転車やバイク、自動車の防犯対策からペットの迷子札代わりといった使い方など多種多様の使い方が紹介されていますが、盗難率の高い車両などに搭載する方法は、万が一の際の防犯として使い勝手が良さそうです。

悪用する人間も

AirTag

アップル社のAirTag。500円玉ほどの大きさでバッテリーは1年間保つようだ

 さてこのキーファインダーですが、正しく使えば使い勝手の良い製品なのですが、中には悪どい事を考える人もいます。  キーファインダーを仕込んだ状態でデジタルストーキングを行い、居場所を特定する犯罪行為や、車両窃盗団が高額転売可能な車両の追跡などに悪用していると言った情報も出てきています。  昨年2021年8月には「位置情報記録・送信装置の位置情報を取得する行為」や「これらの装置を取り付ける行為」が改正ストーカー規制法で規制されましたが、キーファインダーやGPSトラッカーなどの小型化もあり、バレなければ大丈夫と考える悪人もいます。  というわけでどんな状況でキーファインダーを対象に仕掛けるのか。東京・秋葉原を拠点に活動する探偵氏の話を元に、改めて注意喚起をしたいと思います。
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対人でダントツに多いのが電車内
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