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<本当にあった悲惨なキャンプ>カラスに子供が襲われ、タヌキのお陰で朝まで寝られず。獣に襲われた人々

子供に向かってカラスが急襲

 そんなAさんに更なる悲劇が訪れようとは、この時は想像もできなかったという。 「片付けて、残った食材で朝食を食べ始めたんです。そしたら、カラスが子供が食べようとしていたパン目がけて襲いかかったんです。もう、ビックリですよ」  子供たちはビックリして泣き叫び、食べ物があるとわかって集まってきたカラスが他の客を物色し始めるなど、散々な目に遭ったという。 「チェックアウトする際に、スタッフの方から『この辺のカラスは凶暴なんですよ。今度から気をつけてください』って釘を刺されました。この一件以来、必ず食材は片づけるようにしています」

野菜を狙ったタヌキのお陰で朝まで……

 カラスだけでなく、山にはタヌキやネズミなどもいる。そうした動物の被害に遭うことは珍しくはない。キャンプ歴5年の女性、Bさんはタヌキの被害に遭った話をしてくれた。 「食べ残しは片付けていたんですが、キャンプ場近くで買った野菜や朝食用のパンなどはそのまま置いてしまったんです」  その日の深夜、Bさんはけたたましい音で目を覚ました。 「ガシャガシャーン!って、お皿などが落ちるすごい音が鳴って、何かがザザザって走って行く音がしたんです。ビックリして起きてみると、タープの下がグチャグチャに。見ると、トウモロコシやトマトが食い散らかされ、朝食用のパンも袋が食い破られていて……。  たぶん、タヌキが食料品を漁っていた時に、お皿を落として、その音にビックリしてテーブルの上を走り回ってグチャグチャになったんじゃないかと(苦笑)」  夜中に片付けをするハメになったBさんだが、朝までタヌキに悩まされることになるとは、この時、夢にも思わなかった。 「片付けたんですが、その後も何度かタヌキの足音が聞こえて、そのたびに『荒らされたら他の人の迷惑になる……』って思ってしまって。足音のたびにテントから出て追い払ったんです。だから、もう、朝まで寝られなかったんです」  普段なら美しい朝焼けも、この日ばかりは恨めしく思えたという。キャンプ場には食糧を狙っている動物は多い。食べ物だけならまだいいのだが、ケガをする危険も十分にあるだろう。キャンプ場での食べ物の管理は徹底しなければならない。 文/日刊SPA!取材班
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