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ゴルフでよく言われる「フォロースルーを大きく」は間違いだった/三觜喜一

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数37万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。3月に「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売される。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!
三觜喜一氏

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson14 “引いて打つ”ために必要な正しいスイング軌道を知る

 さて、前回までテイクバックからダウンスイングにかけて“クラブを引き続ける”メソッドについて解説してきました。今回はそれらを一連の動作として見ていきましょう。 【前回】⇒Lesson13  また、今回は“チーム三觜”のひとりである今綾奈にモデルを務めてもらいます。実力はもちろん、ルックスもよくてプロになれば人気が出ること間違いなし。レッスン内容とともに、彼女も今のうちに覚えておいてください(笑)。

クラブの円軌道は“後ろを大きく”が正解

 テイクバックで大事なことは、シャフトが地面と水平になるポジションで、クラブを“引いて打てる”形が取れていることだとこれまで説明してきました。当然、ダウンスイングでもシャフトが地面と水平になるポジションまでクラブを引き下ろしてきたときに、“引いて打てる”形が取れていないと、何の意味もありません。  では、そのためにどうすればいいのか。意識してほしいのは、スイングしたときにヘッドが描く“円の軌道”です。 「フォロースルーを大きくしろ」と指導されたことがあるアマチュアは多いはず。一般的なスイング理論では、ダウンスイングよりもフォロースルーでヘッドが描く円の軌道が大きくなるように振るのが正解だとされています。しかし、これもまた、世のアマチュアをスイングの迷宮へと誘う原因のひとつなんです。 誰も知らなかったゴルフの真実
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「フォロースルーを大きく」は間違い!
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みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

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【過去記事を参照 Lesson 1~41、82~】⇒日刊SPA!
【過去記事を参照 Lesson 42~81】⇒bizSPA!

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