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ゲームコントローラーのカチャカチャ音。100均グッズで対策してみた

自作できるコントローラー音対策

ダイソー「のびーるねんど」はよく伸びて隙間にも充填しやすいのでオススメだとか

 そんなアーケードコントローラーですがやはりゲーマーには替えがたいアイテムとなっており、手放せない人が多いようで、ヘビープレイヤーほど音の問題に神経質になっているとか。というわけで、格闘ゲームマニアのために、簡単で格安に出来る騒音対策を聞いたので紹介していきます。  定番中の定番ともいえるのが粘土による本体の加工。市販されているアーケードコントローラーのほとんどがプラスチック製で、内部に空洞があるのでレバーやボタンを押す毎に音が反響して大きな音を生み出します。  ボタンに干渉しないように無駄なく粘土を詰めていくと余分な振動が抑えられて反響音がなくなります。この粘土は人により好みがわかれるところですが、前述したマニアによると100円ショップで購入できる粘土が特に最適なようです。  とはいえ、粘土詰めは好みがわかれるのと加工が面倒なので、ライトプレイヤーなら内部にスポンジ詰め加工がオススメだとか。

スポンジ、ゴムで代用も

 ちなみにスポンジも100円ショップではいろいろな種類が販売されており、スポンジによって音の質が大きく変わる。吸音をしっかりと効かせるなら密度の高いスポンジがオススメです。

ダイソーではハードからソフトまで様々な硬さのスポンジが販売されている

 また、ボタンも押し込むとプラ同士の接触で音が鳴るので分解してボタンに吸音材を仕込む方法もあるとか。これも100円ショップで販売されているゴムシートなどを使って加工することが出来ます。ただし、ボタンにゴムを仕込むと押し込み具合が変わってしまうので静音との兼ね合いでほどほどにするとよさそうです。

ゴム風船や指サックなど、いろいろなゴム製品が販売されているので自分にあったアイテムを見つけやすい

 最新のゲーム機なら本格的な静音アーケードコントローラーも販売されていますが、レトロゲームなど今では静音性の高いコントローラーが手に入らない機種なら改造してみる価値はありそうです。機能性を損なわず、騒音とは無縁の自分だけのアーケードコントローラーを作って思う存分ゲームを楽しんでみてください。 <文/板倉正道>
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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