更新日:2023年08月30日 13:55
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パックンが投資を続けるワケ「貧困家庭で育ち、日本で言う生活保護を受けていた時期も」

マーケットは確率的に「今日が一番安い」

パックン

投資の重要性を語るパックン。外貨投資にも積極的で、外貨のアンバサダーも務めている

――奨学金を完済した翌月には投資を始めたそうですね。 パックン:幸運にも学生時代の友達や先生に恵まれて、「経済は成長するもの」という認識がありました。株式マーケットで生き残れるのは強い会社だけなので、一時的な値動きの上下はあっても、最終的には右肩上がりの成長曲線になる。 そう信じれば投資はギャンブルではない。「いずれ増える」と考えて、20~30年はどっしり構えて投資していけばいいのです。 ――どんな投資手法なのですか? パックン:僕は半年分の生活費は現金で持ち、それ以外はすべて株式のインデックスファンドに入れます。実はITバブルの頃に個別株で大損して、そこからは完全に保守的な投資だけにしました。 経済が長期的には成長すると思えば、マーケットは確率的に「今日が一番安い」ということになる。運用できる余剰資金があるなら、どんどん投入するべきです。

投資は期間が長ければ長いほど有利

――預金ではなく投資が重要だと。 パックン:タンス預金しても、何年たってもタンスが買える程度の価値しかつきません。利息もほぼゼロだから、預金もそう。投資は期間が長ければ長いほど有利なので、ウチの子供たちにも「リスクはあるけど、経済成長に乗ってお金を増やせる」としっかり教えています。 将来の資金が不安なら、一日でも早く動きだすべきだと思います。 【お笑い芸人・パックン氏】 本名パトリック・ハーラン。ハーバード大を卒業後来日して、吉田眞とお笑いコンビ「パックンマックン」を結成。各メディアでの執筆やコメンテーターなど幅広く活躍中 <取材・文/週刊SPA!編集部> ※週刊SPA!3月8日発売号より
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週刊SPA!3/15号(3/8発売)

表紙の人/ 佐久間由衣

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