今年1月には渋谷宇田川に新たな店舗「BLUE STAR burger gourmet 113」を出店。他の店舗よりも少し単価を上げ、豊富なメニューを揃え、イートンスペースも拡充させたコンセプトストアとして運営していくという。 　西山さんは「今までにない店舗形態であるがゆえ、成功のモデルケースになるかしっかりと見極めていきたい」と冷静に見る。　 「これまでメニュー数を絞り、コスト削減やオペレーションの効率化を図ってきましたが、渋谷宇田川は幅広い層が訪れる土地柄、メニューを充実させて、より多くのお客様にグルメバーガーの魅力を伝えていければと考えています。他店舗に比べて単価を上げ、渋谷の中心地でどのくらいの成果が出せるのかを検証していき、今後の出店戦略に生かしていきたいですね」 　ファストグルメバーガーを根付かせ、さらなる成長を目指していく。西山さんは「将来的には全国2000店を達成したい」と意気込む。 「都心部や郊外、ロードサイドなど、出店できる余地は多分にあるので、まずはブルースターバーガーの認知度向上や方向性を固めていくことから着手していく予定です。グルメバーガーが話題になっていると言っても、正直まだまだ知らなかったり、食べたことがなかったりする人も多い。実はハンバーガーってかなり奥が深いんですよ。逆さにして食べると味が違ったり、素材を乗せる順番や焼き加減、レタスの水分量によっても味が変わったり。こうしたハンバーガーの魅力をもっと伝えていければと思っています」 ＜取材・文・撮影／古田島大介＞1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている