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「カッコよく稼げる」ポーカーブームの裏の顔。違法賭博を罪と感じない一般人たち

アミューズメントと裏カジノの距離感

違法 報酬

写真はイメージです

話をアミューズメントカジノディーラーの話に戻そう。 今やポーカーができるアミューズメント施設は大量にある。昔は山手線の駅の二駅に一店舗くらいの割合だったが、今では都心ならば一駅の最寄りに一店舗、地方なら一番大きな駅の最寄りに一店舗ずつポーカースポットがあると言っても差し支えない。これもポーカーが爆発的に流行った影響だろう。それに伴ってポーカーディーラーの数もカジュアルに金を賭けてポーカーを遊ぶ人間も増えてきた。 ポーカーで金を賭けると聞くと、知らない人からすればかなり凶悪な言葉に聞こえるかもしれないが、アミューズメントポーカーと、現金を賭けた言わば「裏ポーカー」はとても近い距離にある。金を賭けるのが違法だと頭の片隅ではわかっていながら、どうせみんなもやっているし、身内でしかやらないから大丈夫だろうと思って賭け麻雀をするようなものだ。 遊ぶ側からすればその程度の認識でしかない。もちろん繁華街の奥で怪しく輝いているような裏カジノは入り口から敷居が高いので精神的なハードルがあるが、例えば友達の家ならどうだろうか?

「カッコよく稼げる」を入り口に

そもそもポーカーを始める入り口は「カッコよくて稼げる」とか「海外で大金を手に入れる夢がある」とか、そんなのがほとんどだ。パチンコや公営ギャンブルで金を賭ける心的ハードルが取り払われた状態でポーカーに出会い、「金を賭けるのは悪いことだから」なんて感覚を持つ方が難しい。この国のギャンブルに関する歪な法律が人を過ちへと引きずり込む。 今回元同僚が捕まった賭博開帳図利罪は少し違う。これはポーカーの場を提供した側がポーカーをする人間たちから利益を取る犯罪だ。海外のカジノで行われるポーカーは、一度の勝負に大体1分から10分ほどかかり、その都度勝者が賭け金を総取りするシステムになっているのだが、この時にディーラーが手数料として、勝者の利益の5%から10%のチップを取り、これをレーキと呼ぶ。 麻雀の場合は時間制で場代を取るが、ポーカーの場合は時間ではなく行われた勝負の回数と賭けられた金額が場代になる。 他の例だと、パチンコやスロットなら機械割によって、公営ギャンブルなら控除率を踏まえた配当を渡す時に運営側の費用が引かれる。 こうして並べてみると、他のギャンブルとやってることはあまり変わらないように見える。
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合法か違法かの瀬戸際で
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