続いて、プライベートを詮索してくる客は評判が悪いという。 「初対面で『彼氏いるの？』とか聞いてくる客。いたら何？って話だし、いるって言ったらら『じゃあ店、行かない』とか言ってくるんですよね。キャバ嬢のほとんどは彼氏がいます。大体、みんな『いない』って言う時点で察してくれよと。良いお客さんはそんな野暮なことを絶対に聞かないで飲みに来てくれる。そもそも、彼女探しにキャバクラに来ようとする魂胆がミエミエで気持ち悪いんですよね」（横浜勤務・26歳） 「昼の仕事や本名を聞いてくる客は本当に怖い。同じ店の子が昼間はアパレルショップで働いているのですが、お客さんに職場を突き止められて退勤後に待ち伏せされたことがあったんです。その一件以来、うちの店はお客さんにプライベートなことを細かく話すのは禁止になりました。それに、最近はSNSで本名を検索してストーカーしてくる客もいるんです。源氏名は本名とはまったく別の感じにするようにしています」（都内勤務・21歳） 　そして最後は、どこのキャバクラにも1人はいるワガママな客。 「LINEの返信が少し遅れただけで『もう、店には行きません』と言ってくる。こっちは仕事しているわけで、客もアナタ1人じゃないんですよ……。それを伝えると、『仕事なら客からの連絡はすぐに返すべき。キャバ嬢失格ですよ』だって。ウゼー！　大体、『今から店に行くよ』というLINEならすぐに返すのですが、1円にもならないようなお前のくだらない会話には付き合っている暇はないんです……。説教たれるなら、まずはお金遣ってからにしてください」（都内勤務・28歳） 「他の卓と指名が被ったり、ヘルプの子が気に食わないだけで『もう店に行かない』と言ってくるワガママ客。ヘルプの子に『あの席着きたくないです（泣）』と言われるし、他の客からは『あの人と被るとすごい睨んでくる』とクレームの嵐。そこで私のバースデー（イベント）のときはその客にだけあえて連絡をしませんでした。そいつがいないだけでバースデーは終始なごやかなムードでしたね」（大阪勤務・25歳） 　そんなワガママな客は、他の店で出禁を喰らっている可能性が高い。