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自転車のライト。店舗vsネットの人気商品2つの明るさを比べてみた

検証1「VOLT200」周辺の視認性はバッチリ

自転車 ライト

前方3m程度の距離を照らしてみた状態。進行方向を照らしつつ、車両周辺もしっかりと照らし出している

 VOLT200は車体前方にスポットタイプで路面を照らしつつ、前輪から約1m程度までしっかりと路面を照らしています。この状態でスポット部分を10m先に合わせると、中間部分がやや暗くなり見えづらくなります。ただし、自転車用品メーカーが設計開発しているだけあり、車両前方と車両付近をしっかり照らし、路面状況を的確に判断できそうです。

検証2「BOSIWO」1000ルーメンの明るさは10m先の障害物も見つけられる

 一方、BOSIWOの方は、前方1m程の位置をスポット状態で照らしています。明るさは、たしかに1000ルーメンのBOSIWOの方が、路面を明るく照らしていますが、暗い夜道では明るすぎて目が痛くなるほどです。  スポットライト状態では、10m先の障害物を見つけられるでしょうが、車両と障害物の間は暗くなり、路面状況を把握しづらい傾向にあります。
自転車 ライト

3mほど先にスポット照射されているが、車両の周辺は薄暗くなっているのが判る

 実はこのライト、2つ合わせると双方の欠点を補うことができます。volt200の中間に弱い部分をBOSIWOのスポットで補ってやれば、まんべんなく路面を照らすことが出来るので、安心して夜間運転が可能になります。
VOLT200 BOSIWO

VOLT200+BOSIWO 10m先の人物までしっかりと照らされているのが判る。安心して走行できそうだ

 自転車のライトは照らすだけでなく、車や歩行者等に存在をしっかりとアピールするという役目もあります。暗くても自分は見えるから大丈夫なんて思わずに、きちんとライトで自転車をアピールする事を心がけて運転したいものです。 <文/板倉正道>
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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