スポーツ

ゴルフでボールの高低を打ち分けるのは簡単だった!/三觜喜一

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数39万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!
三觜喜一氏

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson37 これでスコアメークがよりラクに! 高弾道・低弾道の打ち分け方

【前回を参照】⇒Lesson36 【前々回を参照】⇒Lesson35  傾斜地でのショットのコツとして、“両足のデザイン”について前々回から解説してきました。こうした傾斜地と同じく、アマチュアがコースでの対処に困るのが、球の高低の打ち分けでしょう。  木の枝などの障害物が打ち出したいライン上にあったり、風が強く吹いていたりするときは、状況に応じて球の高低を打ち分けることがスコアメークには必要不可欠。  この高低の打ち分けを考えるうえでキモとなるのが、この連載の最初に説明した最重要部分「スイングは二重振り子運動」というゴルフの原理原則なんです。  おさらいをすると、ゴルフのスイングとはグリップエンドを支点にした「第一の振り子」と、首のつけ根を支点にした「第二の振り子」というふたつの振り子によって成り立っているという考え方です。 誰も知らなかったゴルフの真実

「第二の振り子」の支点位置を変えて高低を打ち分ける

 高低の打ち分けで重要となるのは、「第二の振り子」の支点位置。球を低く打ち出したいときは、本来ならアドレスした体の中心に位置するはずの「第二の振り子」の支点(首のつけ根)を左足側に近づけるのです。するとヘッドの軌道が鋭角になると同時に、インパクトではロフトが立ち、低弾道の球が簡単に打てるようになります。  逆に高く打ち出したいときは、第二の振り子の支点をボール上から右足寄りに遠ざける。するとヘッドの軌道はゆるやかになり、インパクトではフェースが寝て、高弾道の球が打てるようになります。
次のページ
ボールの位置を変えるだけでは不十分!
1
2
みつはしよしかず●’74年、神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。ジュニア育成、ツアープロコーチとしても活躍。YouTubeの「三觜喜一MITSUHASHI TV」は登録者数41万人超

ゴルフの思考法ゴルフの思考法

スコアは打つ前に9割決まる!


誰も知らなかったゴルフの教科書即実践できるドリルBOOK付き 誰も知らなかったゴルフの教科書

YouTubeチャンネル登録者数40万人「MITSUHASHITV」が大人気のティーチングプロ、三觜喜一の集大成



【過去記事を参照 Lesson 1~41、82~】⇒日刊SPA!
【過去記事を参照 Lesson 42~81】⇒bizSPA!

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ