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夏にピークを迎えるゴキブリの繁殖。対策するなら「今のうち」

ほんの少しの隙間があれば…

換気扇

外と繋がっている換気扇にも要注意

 ゴキブリの侵入経路はあらゆるところに存在している。 「窓、換気扇、洗面所の排水溝からも入ってきます。少しでも侵入できそうな場所を見つけたらゴキブリは入ってきますので、そこにベイト剤を置いて防いでください」  マンションの高層階にはゴキブリは出没しないという話を聞くことがあるが、本当なのだろうか。 「よくタワマンにはゴキブリが出にくいと言われていますが、高層なので上までたどり着きにくいのだと思います。でも基本的にはどこの建物にもいるのでゴキブリ対策は必要です」

ゴキブリが潜む場所

エアコン

エアコンクリーニングを業者に頼んでしまうのもひとつの手(※写真はイメージです)

 キッチンなどにゴキブリが潜んでいることは予想の範疇かもしれないが、他にはどんな場所に注意したほうが良いのだろうか。    これからの季節、エアコンを稼働させる機会も増えてくる。エアコンにゴキブリが潜んでいるという話もよく聞くが……。エアコンの使い始めに、ゴキブリがいるかどうかはどう確かめれば良いのだろうか。 「生きているゴキブリがいれば、エアコンを叩けばわかります。音がするか、逃げていくので。卵は中を開けてみなければなりません。エアコンクリーニングでゴキブリの卵が出てくることが結構あるそうです。ただし、素人では発見できないことも多いので。専門の業者に頼んでしまうのも手です。  また、新しい家ならば大丈夫ですが、昔ながらの屋根裏があるような建物の場合は、そこにゴキブリがいる可能性があります。古いおばあちゃんの家などは、気をつけた方がいいですね。まずは、ベイト剤を置いてみて、それでもゴキブリが出て困るようだったら、こちらもプロに退治や清掃をお願いした方がよいですね」  いま流行りのベランダ菜園や観葉植物を育てている人も要注意。 「ゴキブリは、隠れ家となる緑にも寄ってきやすいです。花を育てたり、鉢植えで菜園をやっている人は、屋外用のベイト剤を多く置いてください。できれば植物の土の部分にベイト剤を置いて、家の中に入れる前に退治するようにしてください」
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指先よりも小さいチャバネゴキブリの幼虫
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出版社やWeb媒体の編集者を経て、フリーライターに。趣味はプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ。X(旧Twitter):@rizeneration

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