ライフ

東大生が感動した「驚くほど教養が身につくYouTubeチャンネル」ベスト3

○公益財団法人 日本数学検定協会

公益財団法人 日本数学検定協会」とは、数学への興味喚起や数学力の向上を目的として設立された組織です。漢字ばかりでなにやら難しそうなことをしている印象を受けるかもしれませんね。  でも、実際に行っていることを知ったら真逆の印象を受けると思います。もちろん、大人向けの難しい数学セミナーも開催されるようですが、一方で小さな子供向けの算数教育アクティビティを開催するなど、老若男女問わずすべての人々に開かれた組織なのです!  今回、紹介したのはこちらの組織が立ち上げた公式のYouTubeチャンネル。  再生リストのうちの「MathMathMedia『ちょっとスゴい数学シリーズ』」に注目したいと思います。  このシリーズでは、「キャップ」「五本松」「三本松くん」という名前が付いた動物のキャラクターたちが、毎回数学のちょっとした不思議や疑問についてゆる~いトークを繰り広げます。

「13」という数の持つ安定感

 とはいえ、そこは数学検定主催の協会。ただ単純にゆる~いだけではなく、数字や単位について興味が出てくるようなためになる話をしてくれるのです!  僕のお気に入りはシリーズ第2弾の「好きな数の話」です。最初は「どんな数が好き?」という何気ない会話から始まりますが、そこから「13」という数の持つ安定感についてさまざまな豆知識を紹介していきます。  たとえば、木の根っこの張り出す角度はおおよそ13度になっているとか、そこから転じて電車のレールの土台部分の傾きも13度になっているとか、駅の改札のSUICAをタッチするところも13度になっているとか、昨日までは知らなかった驚きの事実ばかりがポンポンと飛び出してきます。  ゆる~い語り口とアニメーションのおかげで、勉強しているという気分にならずに数学や算数の興味を掻き立ててくれます。お子さんと一緒に見るのもおすすめできる、僕の知っている限りでは最高の算数啓発教材です。
次のページ
身近だけど、謎が多い「ことば」の教養
1
2
3
4
5
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

東大式節約勉強法東大式節約勉強法

目標達成のための最短ルート、最小コストの具体的な方法が満載


人生を切りひらく 最高の自宅勉強法人生を切りひらく 最高の自宅勉強法

週3バイトしながら東大に合格した著者が明かす「最高の勉強法」


東大合格はいくらで買えるか? (星海社 e-SHINSHO)東大合格はいくらで買えるか?

東大生100人調査でわかった教育投資の正解 (星海社 e-SHINSHO)


記事一覧へ
おすすめ記事