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アパレル業界のカリスマ、コーヒー専門店を「京都の古民家」で開業した理由

アフターコロナを見据えた新事業

兎珈琲 そうしてアフターコロナを見据えたうえで新たな事業にも乗り出すことになった石川氏。これまでのアパレル業態とはまったく異なる「古民家カフェ」を京都でオープンさせた。 「最初は『いい場所があったら、やりたいね』くらいのユルい感じだったのですが、二条城すぐ近くという絶好のロケーションで、雰囲気のいい古民家がとれたので『じゃあ、やろうか』ってことになって。  僕は飲食のプロではないので、細かいところはそれぞれのプロにお任せして、僕は感じたことを素直に仲間たちに共有したくらいです」

「日本っぽいものへの憧れ」を刺激

兎珈琲 さらに「京都という土地は特別」だと石川氏は強調。 「これまでのビジネスでも、海外からの『日本っぽいものへの憧れ』を強く感じてきましたし、やはりその象徴が京都なんですよね。アパレルでもずっと国外で火がついたアイテムは京都の店舗で特によく売れてました。  また京都に観光客が戻ってきたら、海外からの観光客も修学旅行の学生もみんなが必ず立ち寄るスポットにしていきます」
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京都から海外を見据えた仕掛け
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