プロ野球2022“コスパ抜群”プレイヤー<パ・リーグ編>年俸2000万円台で上位成績
千賀に次ぐ“育成の星”を目指すソフトバンク・大関友久
おはようございます☀
— 福岡ソフトバンクホークス 又吉克樹 #14 (@mata11katu) July 6, 2022
6勝目おめでとう
(撮影時のみマスクを外しています)#大関友久 @tomo34100 pic.twitter.com/NS8B8n7Iwh
続いては、福岡ソフトバンクホークスの先発ローテーションに定着してすでに6勝をマークしているサウスポーの大関友久投手だ。高額年俸選手がそろうチームにありながら、彼の年俸はわずか1100万円。それもそのはず、2019年にドラフト育成2位指名を受け、昨年ようやく支配下登録されたばかりなのだ。 しかし、どっしりとしたフォームから重みのある直球を軸に打たせて取るピッチングで交わす姿はベテラン顔負け。スタミナも十分でここまで2完封をしており、すでにお釣りがくるほどのコスパ抜群な活躍をしている。キビタ氏は彼の躍進をこう見ている。 「前年まではストレートとスライダーによるコンビネーションが主体でしたが、今シーズンからはフォークボールを決め球にしたことで一気に飛躍したと思います。ただし、それを活かせているのはあくまでストレートあってこそ。特に右打者のアウトコースに投じるストレートのコントロールは絶妙で、打者が踏み込めないため長打が出ない。これによって大量失点が無くなりましたね」 かつて左腕王国と言われたソフトバンクに現れたニューカマー左腕・大関。94キロのムッチリ体型で素朴なルックスをしており、同じ育成出身の千賀滉大投手のような派手さや華はまだないが、野球通が好むエースになってくれそうだ。
トレードで一気に化けそうなオリックス・石岡諒太
トレードで中日からオリックスバファローズに加入した、年俸562万円の石岡諒太外野手にも注目だ。中日では主砲・ビシエドのケガでようやく1軍のチャンスを得て3割を超えるシュアな打撃をマークしていた俊足の左打者。コスパ良好な選手として期待されていたなか、オリックスへのトレード移籍が決定した。しかし、本人はいたって前向きで「関西出身なので地元で活躍したい」と意気込んでいる。新天地でさらにコストパフォーマンスの高いプレーを見せてくれるはずだ。 ここまでプロ野球界ではかなり低い年俸ながらハングリー精神を持ってプレーすることでコスパ以上の活躍をするパ・リーグの選手たちを紹介してきた。彼らの後半戦のさらなるハイコスパな躍進に期待したい。 【キビタキビオ氏】 “炎のストップウオッチャー”の愛称で知られる野球ライター。『野球太郎』(廣済堂出版)、『がっつり!プロ野球』(日本文芸社)などで執筆するほか、『球辞苑』(NHK-BS1)に出演中 <取材・文/瀬戸大希>
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